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グルテンフリーとグルテンフレンドリーのあいだ

最近よく耳にするグルテンフリー。
私も去年からなんとなく意識していて、今年はゆるーくでもグルテンフリーを心がけることを決めました。専門的な知見はありませんので、グルテンフリー初心者の個人的な経験談として読んでいただければと思います。(「ちょっとやってみようかな〜」くらいの、ゆるいグルテンフリーが気になる方にオススメです。)

<グルテンフリーを始めようと思ったきっかけ>

そもそもグルテンフリーを意識し始めたのは、間違いなく、私がグルテンフレンドリー(小麦大好き人間)だったから。もう数年前から友達に「小麦中毒なんじゃない?」といわれるほど、パンや小麦粉を使ったお菓子ケーキが好き。学生の頃からイタリアンレストランでバイトをし、ピザもパスタも大好き。パン屋さんに行けば必ず2-3個買ってはペロリと平らげていました。

夏のある日のこと、友人が「グルテンを抜いたらいつものダルさがなくなった」と言うのを聞きました。その時私は異様にだるい日々を送っていて、そのうち寝たきり起き上がれなくなるほどでした。その理由は、結果的には甲状腺の機能障害だったのだけど、ぐんとグルテンフリーへの興味が湧いたのです。(でも実は、甲状腺機能障害も、アメリカではグルテンの影響があるとも言われてるんだとか。)


<昨年までの意識と生活>

とはいえ昨年は、「グルテンフリー」に挑戦する!といった私に対して、「と言うよりグルテンフレンドリーだよね」と言う友達からのツッコミがあり、その流れで「グルテンフレンドリー部」まで発足してしまいました。

なので、パンも相変わらず食べつつ、でもパン屋さんにもしグルテンフリーのものがあればそちらをチョイスすると言う、ゆるゆるにもほどがあるグルテンフリー生活をしていました(それってグルテンフリーとは言えないですね笑)

昨年11月に行ったブルックリンでは、グルテンフリーの焼き菓子が本屋さんの店頭に売られていたり、スーパーにグルテンフリーのグラノーラがずらっと並んでいたので、いくつか自分用のお土産として持ち帰ってきました。

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<私は何を脱したいのか>

グルテンフリーって聞くと、なんとなくヘルシーなイメージがありますよね。でも、結局、米粉を使っていたり、玄米ベースだったり、糖質自体は多い。それに、私が依存してるのって、結局のところ、

「グルテンやグルテン類似品」×「糖分」

の掛け合わせのお菓子やパンなんですよね。
グルテンフリーであっても、この形態のものやその類似品に惹かれ続けるんだろう、とある日気がついたんです。

小麦には中毒性があって、食べれば食べるほど欲しくなるんだそう。
私がパンを2−3個ぺろっと食べられていたのはそのせいなんですね。
それはきっと糖分も同じなんじゃないかな。

と言うことで、今年に入ってからはもう少しシビアに行くことにしました(自分比)

私の状況は、まとめるとこんなところです。

・小麦に強いアレルギーがあるわけじゃない
・グルテンを抜くことでダルさが取れたり、甲状腺の数値が正常範囲内でい続けられるのか知りたい。
・ついでに中毒になってる糖分からも距離を置いて、ヘルシーな食生活を送りたい。理想の身体作りしたい。
・頂き物やお付き合いもあるので、完全にフリーにはできないけれど、食べる時にはグルテンを摂取していることを意識しながらおいしくいただく。
・制限をかける、と言うよりも食生活の選択肢を増やすイメージで。

ちなみに私がやっていることを挙げると、

・野菜をたっぷり食べる(=満足感があって糖質を食べたいと思わなくなる。ちなみに、元々放っておくと野菜ばかり食べてる人間です。)
・ごはんかパンを選ぶ場面ではごはんを選択。
・麺類かごはんか、ならごはんを選択。
・グルテンフリーのパンが買えるお店やレストランを探しておく。
・グルテンフリーといっても米粉だけに頼ると糖質はごはんと一緒なので、糖質を減らすために自炊では他の材料で代用してみる(グラタンの小麦粉を米粉に変える→ホワイトソースをお豆腐で代用/揚げ物の衣はおから粉に/ひよこ豆粉などその他の粉も試してみる)

細かく避けようと思ったら、お醤油とかいろいろなところに入ってるけれど、ゆるくやろうと思うなら、パンをごはんに変える、焼き菓子やグラノーラをグルテンフリーのものに変えるといったことだけで、だいぶ大きな変化なんじゃないかなと。

食べたものを全部載せるのってなんだか恥ずかしいけど…参考に最近食べたものを載せておきます。

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8:00
スムージー(モリンガパウダー入り)
お味噌汁(豆腐、大根、里芋、じゃがいも、あおさのり)
フロランタン←いただきもの
12:00
サラダ(サニーレタス、わかめ、カマンベールチーズ、ほうれん草とエリンギの胡麻和え)
フルーツヨーグルト(りんご、いちご、バナナ、キウイ)
かぼちゃ豆乳甘酒しるこ
16:00
洋梨
18:30
サラダ(サニーレタス、ブロッコリースプラウト、ベビーリーフミックス、紫キャベツとにんじんのラペ、くるみ)
おから&ひじき入りハンバーグ(おろし醤油)
8:00
モリンガパウダー入りスムージー
お味噌汁(お豆腐、あおさ、大根、里芋、じゃがいも)
9:00
食べる漢方茶(黒豆、棗、龍眼)
12:30
わかめたっぷりスープ
マッシュルームと納豆のオムレツ
玄米
ししゃものたまごと鮭ほぐし
姫マドンナ
チョコ2粒
19:00
チキンスープ(手羽元、長ネギ、白菜、人参、しいたけ)
かぼちゃおからニョッキ、トマトソース(ひよこ豆、ナス、舞茸)

ニョッキは小麦の代用が分からなかったので、小麦粉を入れて作りました。


<グルテンフリーとグルテンフレンドリーのあいだで>

と言うことで、本格的なグルテンフリー生活はまだまだこれからですが、「グルテンフリー」を頭に置きながら生活して1週間が経ちました。不思議とパン屋さんに寄りたいと言う気持ちがなくなり、お菓子も特に惹かれない。ケーキの写真を見ても「食べたい!」と突き動かされることがない。いろんなものの味がいつもより分かる気がする。いただきものの小麦のお菓子も「わあ!おいしいなあ!」と食べても、なぜかもう一個とはならない。

それから変わったことといえば、炭水化物がほしくならないこと。これはグルテンフリーというより、野菜をたくさん食べるようにしているからというのが理由な気もしますが…。前はもっと強迫観念のようなものがあったから、炭水化物を食べなくてもいいと思える日が来るなんて、という感じです。

1週間の前半には、なんだか眠気がすごかったのですが、後半になるとめちゃくちゃ冴えてる。倦怠感もなく動けるようになったからか、お菓子やパンを食べる回数が減って糖分が少なくなったからなのか、お腹周りはスッキリしました。

(あくまでも個人的な見解です。)

これを旅先でも続けられるかがチャレンジだな〜。


<グルテンフリーの商品が購入できるお店など>


▶︎GENTLE Italian and sushi bar(表参道)

メインからデザートまで、グルテンフリーメニューの選択肢がある。

▶︎JEAN FRANCOIS(表参道/渋谷/横浜/日比谷/千葉)

ほぼ小麦のパンだけど、少しだけグルテンフリーコーナーあり。でもパンではなくてほぼ焼き菓子。


▶︎Rose Bakery(銀座/新宿)

一部グルテンフリーメニューあり。焼き菓子。

▶︎VENT DE LUDO(尾山台)

完全なグルテンフリーだったか自信がないけど、ここのそば粉のパン美味しかった!

▶︎umitomori(イベント出店)

米粉の蒸まふぃん。米粉なので糖質はごはん並みなのだけど、素材そのものの感じがとっても好ましい。



▶︎クレヨンハウス広場(表参道)

もう20年通ってる大大大大好きなクレヨンハウス!
ブッフェスタイルで原材料が明記されてるので、ちゃんと避けたい人は避けられるし、私みたいにゆるい人はお皿に盛る量を少なくすることもできる。(ただ、いつも食べ過ぎちゃうのよね…笑)
デザートにもグルテンフリーメニューあります。

▶︎Kana's Place(グルテンフリーのお菓子のレシピや教室)

私にグルテンフリーとは何かを色々教えてくれた友人。米粉だけじゃない、いろいろな材料を使ったレシピを知ることができます。


グルテンフリーで探すと、やっぱりお菓子が多い。
これからもっとグルテンフリーの食事の選択肢が、テイクアウトでもイートインでも増えてくれたら嬉しいなあ!

まだまだ開拓中なので、また見つけたら追記しますね〜。






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