見出し画像

2020年 振り返り

今年も残すところ数時間。
(と思って書き始めたのだけど、眠たくて寝ちゃって年が明けた。あけましておめでとうございます!)

いつも、過去のことはすぐに忘れてしまって「あー、なんかぼーっとしてる間に時間が過ぎちゃったなあ」と思いがちなので、「いやいや意外に何かしらしてたっぽいよ」と思い出すために、2020年も振り返りをしてみようと思います。

1月

この月のことがほとんど思い出せない。カレンダーを見ると、東京と松本を頻繁に行き来してたのは分かる。あと、テーブルスタイリングのプロフェッショナルクラスに進んだ様子。

新年早々、山梨で見たこの景色のことはよく覚えてる。富士山、きれいだったな。


2月

いちばん嬉しかったのは、「北欧、暮らしの道具店」さんの撮影をさせていただいたこと。その後緊急事態宣言が出たりと状況が変わったから、頻繁に東京⇄松本を行き来することがなくなり、撮影させていただく機会がないのだけど、またご縁があったらいいなあと思っている。

そしてラジオのようなIGTVを録音して投稿を始めたのもこの頃。タイミングが合わなくて止めてしまったけど、この3人で集まるのは本当に楽しかったな。また、機会があれば何かできたらいいな。

いろんな友達とも会ったね。

スールを立ち上げることになる3人で初めて集まったのもこの頃。


3月

3月始めには神戸へ。初めての松本空港からのフライト、離陸してアルプスや富士山が見られるなんて、これまで見たことのない景色でとっても感動した。

神戸では、「フォトレッスン piece!」をしたり、ポートレート撮影をさせてもらったり。前年の「うりフォトウォーク」に来てくれてた方とまた再会できて嬉しかったな。

この頃は、コロナが少しずつ広がり、神戸の街も人が少なくて、なんとなく暗い雰囲気が立ち込めて、なんだか戦争になる前ってこんな感じなんだろうかという、漠然とした不安があった。

そして、そのまま京都散策。京都は、どこに行ってもやっぱり人は少なかったけれど、なんとなくもう少しあっけらかんとした雰囲気を感じた。天気のせいかな?

本当に全てはタイミングなんだよね。前年には、海外はロサンゼルス・パリ・ニース・台湾・ブルックリン、国内もあちこち仕事やプライベートで行ったけれど、移動ができなくなる年へ。「次はどこ行くの?」と聞かれるたび、「なんとなくしばらくどこにも行かないような気がするんだよね」と答えていたのが的中してしまった。行きたいと思った時に、全部行っておいてよかった。

3月中旬までは東京で撮影。夏に刊行された「二十四節気 暦のレシピ」の追加撮影をしたのはこの頃。

そして、緊急事態宣言。

4月

高校を卒業して、都内に住むようになってから、松本へは長期の休みに帰る程度。そして、娘を出産した5−6年前に、松本での連載撮影の仕事が入ってから、月に一度松本で撮影することになった。去年、松本に住所を移してからも、結局ほとんどは東京に滞在。だから、こんなにも松本にずっといたのは、高校生以来だった。ちょうど、「二十四節気 暦のレシピ」の写真編集は校正の時期だったから、季節を原稿と実際の体感とでなぞった、なんとも不思議な時期だった。

髪色を暗くして、もっと短く。なんだかスッキリして気持ちいい。

移動の日々は刺激的で楽しかったけれど、日々を重ねるのも楽しい。自然の中で思いっきり深呼吸して、植物を食卓に持ち込んだり、庭で花を束ねたり。私は、東京での生活と松本での生活、どちらにも軸足を置かず、ゆらゆらといつも漂っていて(まあそれは松本にずっといたこの一年だって、私の心はどの地域にも属してはいないのだけど)、だからこそ、東京にいる自分と、松本にいる自分が容易に想像がつく。今この状況で、松本に居られること、大好きな景色の中で呼吸できること、そのことにとっても感謝をした。


これはタンポポシロップ。ぶどう園のニホンタンポポを摘んできて作ったもの。全然苦くない。

そして、松本にいるうちに、松本での繋がりが強く広くなった。

松本で刊行された「weller Journal」に、Stay homeとなった今読みたい本について寄稿させていただいたり。

テイクアウトが主流となったこの時期に、松本の飲食店を応援するためのプロジェクト「To Go Matsumoto」で、オススメのお店を紹介させてもらったりもした。

なんだか、この時期が本当に昔のことのようだな。

5月

そして5月。松本の街がいつもなら一番賑わう季節。相変わらず人の少ない街、だけど、自然はいつも通り美しい。「国敗れて山河有り」とかそんな詩が頭をよぎったよね。国敗れてないけど。

やっぱり、この時期に強く思っていたのは、自然とともにある暮らしは、自然と近ければ近いほど、人間界の色々な影響を受けにくいんだなってこと。そのバランスは、自分の心地いい点を探せるんだってこと。


6月

この辺りから、少しづつ活動が増えてくる。
いつも撮影させてもらってる「PUR」の新作の撮影とか。



物販を一度やってみたいと思っていて、でも移動の日々には発送作業なんかができないから後回しになっていたのだけど、今ならできる!とトライ。

「風を纏うハンカチーフ」は、本当にたくさんの方に協力してもらって販売することができた。とってもお気に入りの作品ができて嬉しい。使ってくださってる方の暮らしに、柔らかな風が吹いていたらいいなあ。


7月

そして、書店が閉まっていたりと、色々な事情があって発売日が延期になっていた「二十四節気 暦のレシピ」が発売に。

四季の詩も書かせていただいた。

行くことは叶わなかったけれど、銀座の森岡書店さんでも「二十四節気 暦のレシピ」展をさせていただくことができた。でも、やっぱり、歯がゆかったな。オンラインですぐ繋がることができる世の中だけど、リアルの大切さをしみじみ感じた。それから、感染症そのものはもとより、人間の噂とか言葉の呪縛とか憶測とかそんなものがとても怖いことだなと思っていたのがこの頃。

8月

夏は、とにかく信州の自然を大満喫!夜のお散歩でホタルを見たり、花火もしたしキャンプもした。後半は山の麓のゲストハウスを営む友人宅に滞在させてもらって、暑くなったら川に入り、ハンモックに揺られる生活をした。最高。

SUPも3回。木崎湖は、水の温度がちょうどいい。肌になじむ。

それから、有隣堂時代の同期からの愛あるプレゼント。私が選ぶ「今、季節を感じる本」フェアを開催してくれた。どれだけ嬉しかったか!

ライブ配信もよくしてたな、この頃。(目つぶり写真しかない笑)


そして、商品を松本に送っていただき、撮影場所の確保からモデルさんの手配、スタイリング、撮影と全てを私が行うスタイルの撮影が始まったのもこの頃。これも、松本でご協力いただいている方々の愛なしには不可能なこと。

HUTTE.さんの商品可愛かったなー。撮影できて嬉しいな、と思っていたら、なんと次月にアトリエにお邪魔できることに。

9月

大事をとって、車でアトリエまで。久々の長距離運転がよほどストレスだったらしく、運転中にものすごい湿疹が笑 自分の苦手を知って、何を選択するかってほんと大切なことよね。

アトリエはどこを撮っても美しい。この頃から、アトリエを持ちたいという気持ちがふつふつ。

十数年来の行ってみたかったお店にも行くことができてホクホク。

そして、帰りにたまたま立ち寄った街、群馬県桐生。まさかここでご縁ができるなんて思わなかった。ご縁って、できるときにはなんの力を入れなくてもスルッとできる。だからこそご縁と呼ぶのかもね。

10月

突如始まった、おもてなし月間。代わる代わる友達が、毎週松本に遊びに来てくれた。このこともやっぱり、リアルを大切にしたいっていう気持ちが強くなったきっかけ。

初めてハロウィンの仮装した!やってみると楽しいね。

それから、夏に撮影させていただいた、元宝塚歌劇団星組トップ娘役の綺咲愛里さん写真集が発売に。



11月

夏につながった桐生でのご縁が、形に。信州のリンゴを使ったお菓子をいただく「りんご茶会」のゲストとして呼んでいただきました。顔を思い浮かべると思わず頬が緩んでしまうような、大好きな人たちが増えて、私は本当にしあわせだ。

(photo by somei kawashima)

松本で、色々な方にご協力いただきながら撮影した写真が、冊子に。全国なん店舗かの蔦屋書店さんに置かれているということで、嬉しい。


12月

一番のニュースは、雑誌GENICに出演させてもらったこと。旅をテーマとして扱っている写真雑誌だから、私のテーマともリンクする。今回出演させてもらったのは「松本」という足元のことで、それがなんだか可笑しい。外へ外へ行っていた頃じゃなくて、足元に戻ってきたらコンテンツになるんだもの。

そして、初めてのラジオ出演を、TOKYO FMさんの番組で。喋るのってとっても難しいね。だけど、放送するたびに「聞いたよ!」って連絡くれる友達がいて、「私の声がいい」って言ってくれたから、それは嬉しいなって素直に思ってる。

それから、温めてきたプロジェクト、大人の女性のためのクリエイティブスクール「スールのスクール」が始動。もっともっと、評価を離れて自分になっていける予感がする。


毎年そうなんだけど、いろんな気持ちがあった2020年。とはいえ、激動だった数年前に比べたら、本当に本当に本当に穏やかな年。心が穏やか。
どちらかというと、確信を得るために、ひとつひとつ体験したという感じが大きいかな。

最近、やたら、2525という数字を目にして、あまりにも多いから調べてみたら、「ツインソウルとの出会いが間近に迫っていると天が知らせています。神様のように一切の欲を捨て人の内面を見ることができるようになれば、あなたに用意された必然の出会いが目の前に現れることでしょう。」だって。

最近のテーマはほんとにこれで。
エゴをなくすこと。
(でも、神様のように一切の欲を捨て、ってハードル高すぎない!?笑)

鍛錬を積んで、無事エゴをなくせたら、私のツインソウルをいつかご紹介しますね笑

では皆さま、2021もどうぞよろしくお願いいたします!

With big love


いつも読んでくださって、ありがとうございます! いただいたサポートは、新しい働きかた&暮らしかたを模索する実験に使います。