オンラインWrinting Workshopに参加して知った、自由に文章を書く開放感と自分と繋がる方法
少し前に友達に教えてもらって存在を知った詩人のrupi kaurさん。
彼女が、インスタライブでWritning workshopをするというので、参加しました。とは言え時差の関係で日本時間だとリアルタイムではつらい…ので、ライブ配信終了後も残してくださっていた動画を見ながら、早朝お布団に潜ったまま笑、ノートとペンだけ持って臨みました。
約一時間の中で3つの文章を書いたのだけど、これがとっても楽しかった!
なんどもrupi kaurさんが言っていたように意味や辻褄が合わなくったっていいと念頭に置きながら、ただただ頭に浮かんだ文章を書き連ねることの、ヘルシーさったら!開放感です。
ひとつめにやったのが、rupi kaurさんが提示する単語を使いながら、頭に浮かんだ文章を書き留めていくフリーライティング。
私が書いたのはこの文章です。(元々は英語で書いたのを今日本語にした)
その箱はいつも空っぽ。
いつだってなんだって入れられる白い箱。
そこには光が作り出す影がある。
ピーナッツが転がり、コツンと音を立ててぶつかる。
箱は突然緑色に変化し、時計の針は進む。
私のネイルは、春から夏へと色を変え、草木が茂る。
コットンのような雲は、私のネイルの空を漂う。
それは古いビデオだった。想像できる?
人差し指の小さな裂け目から出る血。
それは馬となり、走り去る。
しっぽを揺らして。
私は赤いワンピースを身に纏い、封筒を抱えている。
読んでもらったら分かるように、本当になんの脈絡もない。
提示される単語は、ストーリーを円滑に進めるために準備されたものではないし、ただ頭に浮かんだ文章を並べただけなのだから当たり前だけど。
私はいつも何かのために文章を書いている。このnoteもInstagramも。これまで培ったいろんな知識や経験が私を助けてくれる部分もあるけれど、そこに統制があるのも事実。だからこれほど自由に文章を書いたことなどなく、今日こうやって、その自由さを味わえたことが幸せでならない。
それにもうひとつ、これを書いたことで発見した自分自身がいる。
それは、私の頭の中ファンタジーなんだってこと。「ネイルが春から夏になって草木が茂る」とか「血が馬になって走り去る」とか。通常営業では生まれないような表現(というか想像力)が生まれたこと、そしてそれが自分の中にあると知れたこと、本当にいい機会だった。そして、この文章を読んでくれた人が私の頭の中の映像と同じものを想像するかは分からない。同じ匂いを感じるのかも分からない。だから、やっぱり私はこの頭の中の映像を写し取るために、写真を撮るんだと思う。
ちなみにもうひとつ書いたのはこれ。これはひとつ物を選んで、その後「どんなところにいる?」「どんな気持ち?」「どんな失敗をした?」とかって言う彼女の質問に答えていってできた文章です。
私は水筒。
なんだかスッとした気持ちで立っている。
遠足を待つ子供が朝ごはんを食べる古い木のテーブルの上で。
小さなガラス瓶に入ったおしゃべりマーガレットがくすくす笑う。
私は夢見る。緑眩しい草の上を。
いつもおうちの中じゃいや。
何色にだってなれると証明したいの。
ブルブル空を駆ける飛行機の音でハッとする。
あの子の喉を潤すのが私の生きがい。
プリントを濡らしたこともある。
お湯が冷めてしまうことも。
小さな手で掴んでもらうとき、
結局のところそれが希望なんだ。
だからおしゃべりマーガレットのことは無視して
あの子を見つめるの。
誰にも見せない前提で書いていたものだし、なんだかもう、小学生の頃の作文みたいで恥ずかしいけど。
枠を解放して自由を感じられる瞑想のような時間であり、振り返ると自分自身を知るきっかけにもなったこの時間。私もこれから先、誰かと時間を共有できる機会があったら、こんな時間をこんな感覚をシェアできるようなことをやりたいなというインスピレーションももらいました。
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Workshopはインスタライブだったので24時間で消えてしまったのですが、その後IGTVにアップされてました!英語字幕も付いているので、気になる方はぜひ。
このインスタライブを見た方が #writingwithrupi というハッシュタグをつけて自分の書いたものをシェアしています。これを読むのも楽しい!
最後にいくつか彼女のInstagramにあった文章の中から気になったものを。
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