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ユニークであることが道を拓く


「マトリックスの世界は0と1の世界。AIに飲みこまれないよう、AIを使える人間であるためには、どれだけ人類がバグでいられるか。バグを残せるか。」
と、ある方が言っていたのを聞いて、この概念、いろんな話にも通ずるなあと思ったのでこのnoteを書いています。

私はこの10年間くらい、どれだけ「清水美由紀」と言う個人をレアカード化できるかと言うことを意識してきました。それは、どれだけ、人や常識に合わせず、自分の心に従って生きられるかと言うことでもあります。私は写真の仕事をしているけれど、写真家になりたかったわけじゃない。どうやったら、心身ともにストレスなくヘルシーに生きられるか、どうやったら命を燃やして生きている感覚を得られるか、自分の心が喜ぶには何をしていたらいいのか、そんなことを実験していてたどり着いたのが今の場所。もちろん、まだまだ模索途中ですが、私のやっていることを面白がってくれ、そこからお仕事に繋がる感覚も少しではありますが増えました。

ここ数年、これまでの「周りに合わせる」とか「”普通”はこうでしょ、から抜け出す」と言ったやり方から出て、より自分らしくあろうとする人が増えてきているように感じます。多様性、なんて言葉も当たり前に耳にするようになったのは、やっぱりここ数年のこと。多様性があればあるほど、進化の過程で状況の変化に適応できてその種が存続できる可能性が高くなると言う話もどこかで読んだことがあります。

よりユニークであることが、その人の個性を輝かせ、その輝きに惹かれて人が集まって、さらに楽しいことができるようになるんじゃないかな。

それは街も同じ。昔「ファスト風土化する日本」と言う本を読んだ時期(もう15年前!)、どこの郊外にも国道沿いに同じ風景が並んでいることや、豆腐を切ったような建売住宅のある景色にげんなりしたものだけど、ここ数年は色々な街をより魅力的にしようと取り組む人が増えているのを感じる(きっとこの分野も二極化してるんだろうと思う)

同じようなカフェが全国にできるのでは、チェーン店が並ぶのとそこまで変わらない。その土地だからこそ、その人だからこそ、と言う背景に触れられるお店やサービスが増えていったらなあと個人的に願っている。

旅していても、その土地だからこそ、この色形になったんだとわかる民芸に出会うと心が喜ぶし、食もそう。

そして、ひとつ付け加えたいのは、個人にしてもお店にしても、ユニーク=奇抜。である必要はないということ。肩の力が抜けて、その人がその人であること。その人の経験したことが反映されて哲学のようなものが滲み出たとき、ユニークさを感じる。

やっぱり、自分の根っこを見つめること。そうすると自ずと道は拓けるなあ。私も、どれだけバグになれるか、試したい。


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