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お家時間で新しい言語を学んでみよう

在宅勤務を始めて、はや2カ月。出かけられる場所もなくて、スマホを見る時間が増えるばかり…。誰もが選んでこの状況になったわけではないのだから、「生産的に過ごせてない!」と自分を責める必要はないと思うのです。

でも、「せっかく時間があるし、何か新しいことをしたいな」と思っているあなたに、新しい言語を学ぶことをおすすめしたいです。

わたしは今年の頭からスペイン語の勉強をはじめ、この外出禁止期間中もちまちまと続けています。(毎日できてはいないですが…)

お家時間に新しい言語を学ぶことをおすすめする理由は、「何かを学んで前に進んでいる」ということが実感しやすいからです。あえて「新しい言語」と書いたのは、ある程度すでに知っている言語を勉強しても、短期間では上達したことが感じられにくいためです。一方で、ほぼ全く知らない言語を勉強すると、ゼロから1になった実感が得られ、学ぶのが楽しく感じます。自分で「何かを学んで前に進んでいる」と思えると、家にいることや、スマホばかり見てしまうことの、罪悪感がうすれる気がします。いつになるかはわからないけれど、スペインや南米に旅行して、実際にスペイン語を使うのを楽しみにしようという気持ちになってくるのです。

今は本当に便利な時代で、スマホで、無料で、言語が勉強できます。<インプット>と<アウトプット>の目的別に、わたしが使っているおすすめアプリをご紹介しようと思います。

<インプット>Duolingoで基本的な文法と単語をマスターしよう

新しい言語を一から勉強するにはこれしかない!というくらいおすすめのアプリです。ポイントは、単元ごとにTIPSのページがあって、基本的な文法をおさえたあとに、練習問題ができること。単語アプリは多いけれど、体系的に文法を学べてかつ無料というアプリはなかなかないのはないでしょうか。

まずTIPSで基本的な文法情報をおさえます。(スペイン語は英語でしか学べないのが玉にキズです。英語は日本語で学べます。)

その後、練習問題に挑みます。単語問題や聞き取り問題、発音練習など、練習問題の種類が多いところもすばらしいです。

ある程度レベルがすすんできたら、実際に使ってみたいですよね。なんと外出期間中でも、ネイティブ相手に言語を練習できるアプリがあるのです。(本当に便利な時代だ…)

<アウトプット>言語交換アプリで、実際に学んだ言語を使ってみよう

コロナウイルスが蔓延する前は、Meet upに参加して、英語やスペイン語を話す機会を探していたわたしでしたが、外出禁止中はそれもできなくなりました。そこで見つけたのが言語交換(Language exchange)と呼ばれるアプリ。世界中にいる、日本語を勉強したいと思っている他言語スピーカーと話すことで、お互いの言語を勉強することができます。

わたしが使ったのはTandemとHello Talk。どちらも、言語交換相手を探して、チャットや電話をする点では同じなのですが、Hello Talkはタイムラインと呼ばれるTwitterのような機能もあって、特定の相手とクローズドなやりとりしなくてもいい点が気楽だと思います。どちらのアプリも、相手の文章を訂正したり、相手の言葉がわからなかったときに翻訳できたりと便利な機能がついています。

(これはTandemでスペイン語を直してもらったときのチャット画面)

Hello Talkの使い方と便利な点は、最近Youtuberのなごさんが動画で紹介されていて、とてもわかりやすいのでよろしければご参照ください。

外国人の友達と話していると、「お互いに言っていることを理解できる」ことが目的なので、文法などが間違っていても、少し気まずかったり会話がすすまなかったりするからと、指摘しないことが多いと思います。言語交換アプリで話す人とは、「お互いに言語を勉強することが目的」とわかっていることで、気兼ねなく文章を修正しあえるので、自分の間違いに気づきやすいのがいいところです。わたしは5月にはじめて、定期的にやりとりできている人はあまりおらず、新しい人とする「Hello how are you」ばかりのやり取りには、やや疲れ気味ではありますが…。アウトプットする場があることは、言語学習のモチベーションにつながるので、ぜひうまく活用してみてください。

最後に、お家時間をあまり効率的に使えていないと思っても、あまり自分を責めないでください。(と、自分にも言い聞かせています…。)日々のほんの少しの時間、新しい言語を勉強することで、みなさまが楽しみを感じられたり、「前に進んでいる!」と実感できて前向きになれたりしたら、とてもうれしく思います。

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