人は なぜ フォロワー数にこだわるのか

ツイッターを続けていると、いつの間にかフォロワー数を増やす事に必死になっている、と感じたことがあるだろう。楽しむため、又は良き仲間を増やす為に始めたつもりなのに、周りに巻き込まれ、フォロワー数稼ぎに躍起になり、我を忘れている自分に驚く。なぜフォロワー数はそれ程重要なのだろう?

そもそも何のためにツイッターをしているのか?理由は人それぞれだ。楽しみ、暇つぶし、ビジネスやブランディングに運用する為。それ以外にもあるだろう。しかし、ほとんどの人が、フォロワー数の多い人はより秀でていると感じ、できればより多くのフォロワー数が欲しいと願う。その理由は一体どこからきているのだろうか?

大きい事は良い事だ

まず単純に、人は数字を信じ、大きな数字に弱い。100円の化粧品より1万円の物の方が高級だと信じる。年収1億円の人を年収500万円の人より尊敬する傾向がある。実際は高級化粧品の値段の大部分は、宣伝費や流通費で質がそれほど良いかわからない。人間も本質的な良さが、優しさや奉仕の精神だとすれば、年収との相関性は定かでない。それを理解していながらも、最も単純な数の多さに依存してしまうのが、人の弱さだ。

確固たるビジネス意識

ツイッターを明白なビジネス運用を目的に始める人は多い。拡散性という意味ではツイッターは他のどのSNSにも勝り、優れている。セールス YouTube ブログなどに活用するため、自分の専門をより多くの人に知ってもらい、大多数とコミュニケートするのはビジネスには必須だ。発信したい事を世界中に広げられ、ツイッターは大きな可能性に冨み、マーケティング, ブランディング、ブログなどの知識の宝庫だ。ここでファンをより多く獲得し自分が認知/拡散されやすい土台を築く為に、フォロワー数をより多く得る努力は賢い戦略といえる。

🤔疑問-フォロー/フォロバ関係

そもそもフォローする ということは、相手の発信する考えに共感する、又はビジネスの知識など学ばせて貰いたい人との繋がりを求めることである。逆にフォローを求めるという事は相手に自分の考えや知識を提供するという事であるはずだ。しかし、現状のツイッター界では、フォロー/フォロバ関係なるものが存在し、自分が発信する物も、相手が提供してくれる情報にもほとんど興味を示さず、ただフォロワー数を増やす、という目的のみでのフォロー/フォロバ活動が毎日のように繰り返されている。高校生/中学生、果ては小学生までもが参入しているツイッター界だが、果たしてそのような未成年からのフォロバがビジネス運用に役立つのだろうか。フォロー/フォロバ関係を否定しているわけでは無い。しかし一見ビジネス運用の手段と思われているフォロワー数獲得に 実は他の真の理由があるのではないか。

インフルエンサーヘの憧れ

人にはそれぞれ発信したい情報や主張がある。そしてより多くの人に自分の主張を認知されたいと思う。しかし、いくら素晴らしい考えを発信しても多くの人に認知してはもらえない。それは、何を言うか、以上に 誰が言うか、が重要だからだ。その、誰かになる為に他者を巻き込み、実績を出す過程でフォロワー数を増やす、という行為に走る。年収と同じように フォロワー数の多さで、人からの注目をより多く得られるようになる。呟きに対する認知度も上がり、自分の言葉の影響力が強くなったと感じられる。しかし、真のインフルエンサーは周囲をワクワクさせて、この人の力になりたい、と思わせる 実生活での実績や人間性とカリスマ性が必要である。と考えると、真に影響力のある人に成るためにはフォロワー数以上に 人間性を高める必要があるのではないか。

ツイッター運用方法は人それぞれ

大切なことは、自分が何の為にツイッターを利用し、どの様に人との関係を築き保ちたいかを考え 明白にする事だ。間違っても 似非インフルエンサーのフォロワー数稼ぎに巻き込まれ、貴重な家族や自分の時間をフォロバやリツイートの時間で無駄にする事の無いように。値段は1万円なのに、中身は水と ほとんど変わらない化粧水製造に関わりを持つようなものだから。




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