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終活トーク #17【今どきのお葬式】

コロナ禍は、随分と私たちの生活に影響を与えました。

コロナの影響はお葬式の形態にも大きな変化をもたらしました。
コロナ前は、一般葬にしようか、家族葬にしようかと悩んでいたことが、コロナ禍の今は家族葬が主流になりました。


多くの葬儀場が、献花、焼香台を設け、家族意外の人は、故人や遺族と顔を合わせることなく焼香をすませ、本葬儀は故人の家族だけで行われるのが一般的になりました。

一般葬のように多くの人が参列することがなく、祭壇もコンパクトになると、葬儀費用もパック料金が主流になりました。このことにより、葬儀後の支払いで予定よりも費用が嵩んで大変だったということが少なくなったと思います。

葬儀が小さくなると、今度は故人を偲ぶ「お別れの会」の開催が多くなりました。

名が知れた人が亡くなると、故人の家の前にはホテルの営業マンが遺族に挨拶するために長い列ができるという話もあります。

一般の人でも、仲が良かった友人を呼んでお別れの会をすることが多くなりました。やはり、お世話になった人に最期の別れを伝えたいという気持ちは、葬儀の形が変化しても、変わらないことだと思います。

コロナ禍で最期の刻を親しい人と過ごしたいと思っても、難しいのが現状です。

また辛い闘病中の姿を見せたく無いという人も多くなりました。そのため生前葬が少しずつ増えてきています。

数年前に芸能人の生前葬が流行りましたが、そのような派手なものではなく、小さなパーティ形式で行い、参加してくれた人や家族に一言ずつ今までのお礼を伝える場となっています。

また、無宗派の方の葬儀を寺院で行うところも出てきました。
このように多様化すると、選択するのは大変です。お葬式は今生との別れの場でもあり、ご自身の旅立ちの場ともなります。相続と同じで、生きている今だからこそ準備する必要があります。

※2022年苫小牧民報掲載

アシストライフ
https://assistlife.info

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