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マクロビアン薬剤師 牡蠣を食す

マクロビアン薬剤師 牡蠣を食す

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦長月八日
霜降
霜始降
西暦2020年10月24日

『亜鉛』についてまた注目が集まっています。

亜鉛は、人間の体全体に分布していて、細胞にとってなくてはならないミネラルの一つです。

酵素などの身体にとって大切なタンパク質の多くが、亜鉛によって動かされているからです。

怪我を治す、
元気の源、
血色の良い顔色、
皮膚の艶、
のびやかな髪の毛、
ものごとを記憶する、
血糖値などの検査値が正常である、

亜鉛によってもたらされる健康へのステップは多種多様に及びます。

そんな『亜鉛』を簡単に摂ることが出来る食材が『牡蠣』です。

牡蠣は好き嫌いが多い食材であり、アレルギーが出る方もいらっしゃいますが、
それさえなければ、積極的に摂りたいものです。

先日、インターネットで佃煮を購入して、毎日食しています。

あとは、『牡蠣フライ』
少し大振りな牡蠣フライ5個ほどで、一日に必要な亜鉛を摂れると言います。

また、牡蠣は昔から胸騒ぎがしたときや、精神不安に効くとも言われています。

亜鉛だけではなく、海のミルクと言われるほど栄養分が豊富な貝です。

牡蠣独特のうま味のもとは、グルタミン酸。
良質なタンパク質も豊富な上、鉄分や銅などの亜鉛以外のミネラルもたっぷり含まれています。

さらに、グリコーゲンも豊富に含まれているので、肝臓の働きも活発にすることが期待されます。

漢方では、イライラする状態は一種の『肝』臓の機能の異常と考えます。

よって、『肝』臓の働きを活発にする効果を持つ牡蠣は、イライラに良いということができます。

また、牡蠣の殻は『牡蠣』ボレイと言われて、漢方生薬の成分の一つとして、
精神不安や不眠などに使われる漢方製剤に含まれています。

これから冬にかけて、亜鉛はもちろんのこと、栄養たっぷりの『牡蠣』をたくさんいただきたいものです。


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