見出し画像

母の施設への訪問 自筆の名前

母の施設への訪問
自筆の名前

認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

先日の訪問は、お昼ご飯前に行ってみました。

ちょうど、訪問マッサージが終了して、一息入れていたところのようで、
わたしの顔を見て、ちょっとうなずくだけだったので、
マスクを外して、
『みーちゃんだよ!』と言うと、
あ!という顔をしてから
『可愛いね』
と言ってくれました。

いくつになっても、親から『可愛い』と言われるのは嬉しいものです。

リビングの壁には、もうお月見の柄で、装飾がされていました。

壁全体に木や空の模様が貼り絵されていて、中央には、それぞれ入居者が作った形で、
月見団子の貼り絵が飾られていました。

ふと観るとそこには、名前を書いて貼ってあるので、
『あきこってママが自分で書いたの!?』
と聞くと、
『そう』と答えます。

あら、すごいと思って、
『絵も貼ったの!?』と聞くと、
『それはどうかね〜う〜ん』
と悩み顔をしています。

素直な受け答えができるのだなぁ〜と思って嬉しく思いました。

今回も、お庭の散歩に誘うと、
『いいよ』と言って、すぐに外に出ることが出来ました。

相変わらず、地面のありんこが気になるようで、すぐに指を指します。

わたしが子供の頃、ありんこが沢山お風呂場に侵入してしまったことがあったことを思い出しました。
いつのまにか出なくなったので、きっと何かしたのでしょうが、その時の印象があるのかなぁ〜と
勝手に考えています。

ゆっくりお庭を一周すると、窓を見つけては、開けてそこから中に入ろうとしますが、
そこからは鍵が掛かってて入れないよ〜というと、
ちょっとがっかりしています。

写真を撮ろうと、木の下に立ってと連れていくと、
ちょこんと花壇のように石があるところに座ってニッコリとします。

歩いて疲れたねぇ〜と、写真を撮って、お部屋に戻ると、椅子に座ってウトウトはじめました。

お茶を出してもらっても、まだいらないようです。

次回はどんな時間が過ごせるのか、もう少し会話をしたいなぁ〜とも思いますが、
手を繋いで歩くだけでも幸せな時間です。

『薬剤師が教える親が認知症になった時に読む本』
noteに綴っているものを電子書籍で出版いたしました。
お読みいただけたら嬉しいです😊
👇

よろしければ、サポートお願い致します。いただいたサポートはより良い情報提供のための情報収集に使わせていただきます。