見出し画像

母の手

母の手

認知症健康サポーター。プチマクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

完全玄米菜食を行って、マクロビオティック療法で病気を治そうとする方がいます。

わたしもそんな一人でした。

わたしがマクロビオティックと出会ったのは、
30年ほど前の、母からの紹介でした。

母の認知症がわかったのが7年前。

それをマクロビオティックで治そうという選択肢はありませんでした。
本人が自覚し続けることの出来ない病気を食事だけで回復させることはなかなか難しいものです。

母から薦められてマクロビオティックを取り入れた生活を続けていて、厳格さを少し外してからも、
玄米だけは続けて食べていました。

母も玄米が大好きでずっと食べていました。

施設に入るのに一番ネックになったことは、食事で玄米ご飯が食べられなくなることでした。

それも今では、おにぎりにしてもらって、白米を美味しそうに食べているので、
それはそれで良かったと思います。

食べることが大好きな母も、最近は食事の量も減っているのというので、
食べたいものを食べさせたいと思っていますが、
今では、玄米を食べたいとはまったく言わなくなりました。

マクロビオティックを取り入れる前から好きだった、
果物、
マクロビオティック始めてからはまったく食べていなかった、
チョコやゼリーを欲しがります。

昔のことを憶えているという、ことでしょうか。

面会が解禁になってから3回面会していますが、一緒に食事が出来ないので、
食べているおやつを聞いて差し入れています。

先日は、ちょうど野菜ジュースを飲んでいるところでした。

わたしに『飲みなさい』とすすめてくれるところは相変わらずです。

手をさすってあげるとさすり返してくれるのですが、ちょうど右手の親指の付け根が、
仕事の後疲れるのですが、そこをさすってくれるのはさすがだなと、思いました。

プロ野球が始まったことを伝えると、少し嬉しそうにしていたのが、わたしも嬉しかったです。

次回は、半年ぶりの外出、通院です。

一緒に出かけられると喜んでくれたので、楽しい通院にできたらいいなと思っています。


よろしければ、サポートお願い致します。いただいたサポートはより良い情報提供のための情報収集に使わせていただきます。