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本日の薄茶を点てる練習

今日のお菓子は干菓子として売られていましたが、実際には落雁と半生菓子の組み合わせになります。半生菓子というのは、琥珀糖のような中がゼリー状の和菓子を指します。

鮎、向日葵(ひまわり)、桔梗(ききょう)と、季節をかたどった意匠になっていて、可愛らしいです。

桔梗は落雁ですが、鮎と向日葵は中がゼリー状で、表面はシャリっとした食感です。そして向日葵にはシナモンが使われていました。鮎や向日葵のように、表面がマットですりガラスのような質感の琥珀糖を「すり琥珀」と言います。

お菓子屋さんによっては、干菓子は委託品を取り扱う店も多い中、こちらは手作りだそうで、それだけでもスペシャルなのに、とても美味しい菓子だったので嬉しくなりました。

茶碗は何回かご紹介している、伊藤千穂さんの織部茶碗。織部については、漫画「へうげもの」を読んで頂くと分かりやすいと思います。

古田織部は実在した歴史上の人物で、戦国武将であり、また利休の弟子でしたが、利休の侘び茶とは異なる前衛的な茶道を探求した人です。

織部焼というのは彼が生み出した焼き物のスタイルで、やや歌舞いたデザインが特徴的です。

素晴らしいのは、ただ前衛的なだけではなく、利休が確立した侘び茶の精神も取り入れ、かつ遊び心も加えていくという、かなり難しいことを成し遂げた人だったということ。彼がいなかったら、茶道はもっと精神性を重んじ、修練、鍛錬のみの、限られたひと握りの人たちだけの世界になってしまったことでしょう。

伊藤さんの織部焼は、大胆さと骨っぽさと繊細さと遊び心と柔和さが、実にバランス良く混在していて、他に類を見ないと感じています。実際に手に取り、また使うことでますますその思いが強くなりました。

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ツイッターの長文版みたいな位置付けです。私から見えている事象を色々と書きたいのですが、茶道教室に通い始めたので今は茶道ネタが多いです。写真は99%自分で撮っています。1%は夫や友人が撮ってくれたもの。コメントや質問はどうぞお気軽に。
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