語学オタクのアラ還主婦のディープな奈良旅〜2日目 お昼から〜
こんにちは。にわか奈良オタクになったGerryです。ヘッダーは高台から眺めた奈良のまち。屋根瓦というよりは甍と言った方が似合いますね。
茶粥を食べに春日大社の敷地内へやってきてたので参道を歩いて春日大社の方へ向かいます。人も鹿もたくさん歩いています。
春日大社の周辺
前回の奈良旅で春日大社の有料エリアに行ってきたので、今回はそこはパスして周辺を歩きます。たくさんの神社が点在しているんですよ。敷地全体がパワースポットですよね。
今回歩いたのは2から15の社があるエリアです。本来なら若宮15社めぐりということで、全てを参拝するのが良いとされていますが、時間の関係で途中までにしました。
ここから伊勢神宮なども遥拝することができるんですね。コスパとタイパを考えるとありがたいシステムです。
東大寺再び
さぁ、また東大寺へ戻りますよ。Google先生に最短路を教えてもらって歩きます。次なる目的は東大寺ミュージアムと二月堂、三月堂です。
東大寺で見るべきものって大仏だけじゃあないんですよ。
忘れちゃいけないのが大仏殿を出てすぐ左のところに座っていらっしゃる賓頭盧尊者像です。お釈迦さまの弟子で、十六羅漢の一人です。自分の体の悪いところと同じところを撫でると治るとされ、なで仏とも呼ばれています。
大仏を見終わったらぜひこちらにもお寄りください。何かいいことあるかも、です。
そして、東大寺ミュージアム。
東大寺に伝わる数々の国宝が納められています。
誕生釈迦仏立像とか日光菩薩・月光菩薩とか、正倉に負けていないレベルの国宝たちが陳列されています。こちらもぜひ!
大仏殿に行く前に、このミュージアムと大仏殿の両方見られるセット券を買っておくと大仏殿への入場がスムーズです。というのも、時間帯によっては大仏殿に入るために長蛇の列に並ばないとならないこともあるからです。私が行った日は祝日でいいお天気。かなりの列ができていました。セット券があると個人でもほぼほぼ並ばずに団体用の入り口からスルッと中に入れます。
二月堂と三月堂
ミュージアムを見た後は二月堂と三月堂へ足を伸ばしてみます。
境内にはたくさん木が生えているので、強い日差しもなんのその。鹿は若干少なめ。気持ちよく歩くことができました。まずは三月堂へ行ってみます。
奈良時代に建てられた東大寺最古の建物で、正式には法華堂と言います。毎年3月に法華会と呼ばれる法要が行われるので三月堂と呼びならわしているようです。
堂内にある仏様は軒並み国宝で、天平彫刻の宝庫です。年に一度しか公開されない秘仏中の秘仏もあります。
三月堂の隣にあるのが二月堂。
ここ二月堂はお水取りという行事で知られていますね。修二会という名前の行事のひとつで、2月に行われるのでこう呼ばれているようです。大きな松明が勇ましく二月堂をかけ巡る行事はよくニュースでも取り上げられていますね、これが終わるといよいよ春がやってくる、とされています。
木造のお寺に激しく火を吹く松明。どうみても危ない行事ですが、奈良時代より1,300年近く途切れることなく続いているそうです。この火の粉を浴びると御利益があるそうですよ。一度浴びてみたいものです。
四月堂があった
二月堂、三月堂はよく知られているお堂ですが、そのすぐ近くに四月堂と呼ばれるお堂もありました。今の今まで知らなかった・・・・。ここも4月に法華三昧会が行われるためそのような通称があるそうです。こちらはかなりマニアック。
わらび餅が茶色い⁉️
二月堂、三月堂、四月堂を見て回ったらさすがに疲れました。お昼ご飯がお粥だったもんね。
見るとお茶屋さんがあります。わらび餅とお抹茶のセットがある!
龍美堂と呼ばれるこのお茶屋さんは200年の歴史がある茶店だそう。ここのわらび餅はひきたてのわらび粉で作った本格派。本物のわらび粉を使っているので、透明ではなく茶色をしています。ほんのりと暖かく、普段食べるものとは全然違う!なんか、こう、とろっとしてる!!
また、このお店は東大寺から免許を受けて行法味噌なるものを作っております。お試しで少しいただいてみると、野菜が刻んで入っていて、複雑な味がするお味噌です。ごぼうかな?あとはなんだろう?ご飯にのせたら美味しそう。
一ついただいてきました。まだ食べていないので食レポは後日。
ということでディープな奈良旅はこれにておしまいです。
どんな街にも探せばディープな場所があり、いつもと違った楽しみ方ができると思います。皆さまもぜひ、楽しいことを探しにお出かけください。
ディープな奈良旅。実はもうひとつあるんです。お金をかけずに奈良で楽しむ方法。近々番外篇で書きますね。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。