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Books&シードルイベントレポート#4 - 読書会

ブックカフェ(選書、カフェの様子)
トークセッション 前編後編
テーブルトーク 前編後編
読書会⇦本日はこちら

読書会,Book Clubと言ったりもしますが,参加者が事前に課題図書を読んで集まり,読んだ感想,気になった文章,考えたこと,思い出したことなどを語り合う集いです。
同じ本を読んでもこんなに違う読み方&感じ方をするのかとおどろいたり,そんなシーンあったっけ,もう一度読んでみようと思ったり…。
他にも,著者を招いてお話を聞いたり,テーマを決めて好きな本を紹介しあったり,読書会といってもいろいろなスタイルがあり,今後,みよたBOOKSのイベントでも取り入れていきますので,ぜひ参加してくださいね。
さて,Books & シードルでの「読書会〜本をめぐるおしゃべり〜」は,会場に並べた「シードルとりんごの本」128冊の中から,特におすすめの8冊を紹介する「ブックトーク」と,参加者による「おすすめの本紹介」の二本立てで,ゆっくりと楽しみました。

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ブックトークで紹介したのは,この8冊です。

『ちひろ 秋の画集』(いわさきちひろ,講談社)
『りんご畑の12ヶ月』(松本猛,講談社)
『りんごだんだん』(小川忠博,あすなろ書房)
『ワインバレーを見渡して』(玉村豊男,虹有社)
『りん語録』+『ききりんご紀行』(谷村志穂,集英社)
『声にだすことばえほん-初恋』(島崎藤村,ほるぷ出版)
『セザンヌの食卓 いろとりどりの林檎たち』(林綾野,講談社)
『タルトタタンの夢』(近藤史恵,東京創元社)

画集,絵本,科学よみもの,エッセイ,紀行文,詩集,小説とジャンルもさまざまですが,どれも「りんごの本」。
このなかで,一番印象的だったのは『りんごだんだん』という写真絵本です。お皿に載せた1個のりんごを,1年間(!)写真に撮って観察する,というもの。ページをめくるたびにりんごの様子は変化していき,その様子を表した形容詞が一言だけ添えられています。「つるつる」から「しわしわ」,「しなしな」,「ごつごつ」,そしてさいごに…? 
りんごという身近な果物を通して,すべての生き物は土に還る…そんな自然のサイクルを感じることができる,インパクト大の絵本でした。

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この絵本を紹介した愉快な動画はこちら


次回のイベントテーマは「蔵」。2021年4月9日-10日の二日間の開催です。さっそくとびきり素敵な絵本や,共感できるエッセイ,こんなところに蔵が!の小説,漆喰や木材など自然の建材,土蔵を生かした街づくり,イタリアのフレスコ画や古代の壁画と土蔵のつながり,などいろいろな切り口の本を集めています。土蔵から広がる,本の冒険。

皆様のお越しをお待ちしております。

追記:4月5日現在それぞれのイベントは残席残りわずかとなっております。お申し込みはお早めに📚

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