つぶやき 患者様

 ここ何日かたちの悪い風邪に悩まされているが、外出はもちろんシャワーなども控えできるだけ休むようにしたせいか、今日はだいぶよくなった感じがある。が、体温は37℃超えと高め。うーーん、まだだなぁ。

 noteの執筆も軽めにすることにして、昨日の「お大事にどうぞ」から病院つながりで少し。

 病院の掲示板などが「患者様」と「様」付けになったのはいつ頃からだろう。20年くらい前、知人に紹介されて初めて行った、神奈川県の大きな病院で見かけたのが最初かもしれない。

「かんじゃ・さま?」
 その時の驚きと言ったら。

 ではそれ以前はどう表現していたか? 病院の掲示のその部分に気をつけていたわけではないが、「患者さんへ」ぐらいではなかったか。いまでは処方薬局も「患者様」だ。

 でも、病院関係者の方も話し言葉なら「患者さん」と言うだろう。「かんじゃさま」って、語呂が悪いと感じないのだろうか。

 書き言葉だからより丁寧にと「様」をつけ始めたのだろうか。言葉は、誰かが始めて周りが倣うと、それが基準になっていく。敬語はとくにその傾向が強い。より丁寧な表現へと、ある意味泥沼にはまっていく。

 「かんじゃさま」はこの先どこまで行くんだ? 不謹慎だがちょっと楽しみでもある。

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