裏・パルマ劇場歌手への道(9)~舞台袖~

※この文章は2006年にブログ記事にしたものを編集し直したものです。


「Tanti auguri a te~~~!」


今日は主役のクラリーチェを演ずる、

Sonia Prinaさん

(ちょ~ウマいです!!)

の誕生日だったらしく、

稽古の途中に突然舞台の全員で、

イタリア語のハッピーバースデイ(上記の歌詞)を歌うというサプライズ。


みんな、すごい声・・・


Soniaさんは涙を浮かべて喜んでました。

いいですね、こういうの。

もちろん、私も歌いましたよ!


さて、今日は新たな舞台用語を覚えました。

稽古中、しきりに、

「Quinta(第5の)」

という言葉を繰り返すので、

合唱団のメンバーに聞いてみました。

そうしたら、

「Quinta」っていうのは「舞台袖」って言う意味なんですね


そして、さらに聞いてみました。

「なぜ『舞台袖』を『Quinta(第5の)』と呼ぶの?」

「さぁ、なんでだろう?」

みんな知らないようです。


すると、一人が教えてくれました。


「第6だと多すぎるし、第4だとちょっと少ないからだよ。」


そう答えてくれたのは今度ベルガモオペラで来日するダビデさん。

なるほど・・・。


って、もちろんウソですので信じないでくださいね。

(上記の様に答えたのは本当。)

「FumiはどうしてFumiというのか、と同じで理由はないよ。」

とのことでした。


でも、何か分かったら教えてくれるそうです。

ちなみに、今日の稽古にはRAI(国営放送)のテレビカメラが入っていました。

1月に放送されるそうですので、どうぞお楽しみに。

(RAIはインターネットで日本でも見れるはずです。が、わかりません。)


<今日の使えるイタリア語>

Lui sta dietro le quinte.

(ルーイ スタ ディエートロ レ クインテ)


訳:彼は黒幕として活躍する。(彼は影で人を操っている。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?