見出し画像

私の夢が叶う場所、外食・ホテルでテレワーク

「あれ、会社にいるんですか?」電話取材を受けた記者さんに言われました。彼は在宅勤務中。会社に架けてきたんだから出勤中に決まっているじゃないですか、とは申し上げませんでしたが、はぁ仕方ないですねと答えつつ、何が仕方ないのだろう?などと自問したら気分が滅入りました。

通勤電車は今朝も満員です。マスクした人々で座席は埋め尽くされ、その正面に乗客が隙間なく立っています。

政府の自粛要請後も大して変わらないこの光景を毎朝眺めていると、感染拡大に危機感を持つ持たないの以前に、何故これで感染が爆発的に拡大しなかったのか?という疑問を持たざるを得ません。

俺は感染しない、自粛しなくても大丈夫、などと吹聴する無頼漢が後を絶たない原因の1つは、そんな所にあるような気がします。

さて、日銀短観(3月調査)が4/1に公表されました。予想通りというか、予想以上に「宿泊・飲食サービス」の業況が激しく悪化しています。2008年のリーマン危機の水準をも下回ってしまいました。

半面、「情報サービス」の業況はすこぶる好調です。テレワークのシステム需要が高まっているとの事。テレワークが浸透しているのなら、通勤電車が毎朝あんなに混み合うことはないと思うのですが。。

テレワークの皆さんは、日中に空いている外食店やホテルで仕事をしてはいかがでしょうか。仕事を片付け、ついでに食事もいただきます。仕事中のランチタイム、ご馳走は出てこなくても、テレワークできる場所こそが御馳走。「うん、ごちそうさん。」と伝えて帰りましょう。

東京商工会議所(三村明夫会頭)は、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けている企業および就職を希望する学生等を支援するため、「採用情報」、「飲食店応援」、「テレワーク・サテライトオフィス提供」の3つの緊急掲示板を開設します。

でも、テレワークのために電車で都内に移動したらテレワークの意味がないのかな。いずれにせよ「なぜ電車は混んでいても大丈夫なのか?」という疑問を早いところ解決して下さい。



お読みいただき有難うございました。 小難しい経済ニュースをより身近に感じて頂けるよう、これからも投稿してまいります。