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たかが環境されど環境

昔、父によく言われました。

「できるやつはどこでもできる。周りのせいにしてるならまだまだだ」

要するに、周りのせいにしているお前はまだ甘いということです。
悔しいけど、そうだと思っていました。

どんな状況であっても常に高いレベルでパフォーマンスを発揮できるというのは大事です。

そしてそのための訓練を日々行うべきだなと思います。

ただ、自分を高める上で環境というのは重要な要素だと思います。


今日、とある大学の留学報告会に行ってきました。
私は留学とは全くご縁のない学生生活を過ごしていましたが、興味があり、参加してみました。


留学に行きたくなった

報告会では一昨年から昨年にかけて留学をした学生たちが留学での経験や留学を考えている後輩たちへのアドバイスを話していました。

学生たちの話を聞いていると、私もすごく留学に行きたくなりましたし、英語を勉強したくなりました。


周りの環境がいつしか当たり前になる

以前、社会学者で作家の古市憲寿さんが

「学生時代は周りに留学行く子が多くて、留学行くのが当たり前な雰囲気で、それで僕もなんとなく留学しました」

と話されていました。

在学中に留学に行くことがそのコミュニティの中では
一つの慣習や文化として成立している。

だから意識せずとも留学に行こうと思う。

今思えば私の身近な周りには最近まで留学経験者がいませんでした。
でも最近になって留学経験者や留学希望者と出会うことが多くなり、私も今までは関心がそれほどなかった海外に興味を持ち始めました。


たかが環境されど環境

いい環境に身を置くと外部からいい刺激が得られますし、そのいい環境がいずれ当たり前となると、意識せずともいいことができるようになると思います。

でもこれ、当たり前ですが、逆も然りです。

わるい環境に身を置くと外部からわるい刺激を受けますし、そのわるい環境がいずれ当たり前になると、意識せずともわるいことをしてしまうようになる。

たかが環境されど環境。


"いい環境"も一瞬にしてそうではなくなることもある

"自分はいい環境にいる"と思っていても、
その環境にある情報を鵜呑みにしないこと。
常に考えること。疑問を持つこと。

これを怠ったときにはそれはいい環境ではなくなる。
その人はいい環境という名のもとに生きる奴隷でしかない。

そう思います。

実はこれって父の言葉でもある

「できるやつはどこでもできる。周りのせいにしてるならまだまだだ」

に終着する話なのかもしれません。

要するに、いい環境にいるために、いい環境にするために

常に考えること。疑問を持つこと。

が大切なのかもしれない。

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