#028_何処からエネルギーを得て、どのようにエネルギーを蓄えて音楽と向きあわれていますか?
南半球で音楽ほそーくやっています。 思春期真っ只中の男子母親 (元旦那は近所に住んでおり比較的協力的)でもあり日々のことに終われ、自分の音楽制作に費やすエネルギーが減ってきました。 時間は有るような。。 Good ojisanは何処からエネルギーを得て、どのようにエネルギーを蓄えて音楽と向きあわれていますか?
創作のエネルギーを蓄えるというのは僕も無理かも。
どうも、おじさんです。南半球の思春期男子のお母ちゃんの音楽、なんかとっても良さそうよ。こちら、結構前にいただいた相談でした。お返事おそくてすみません。
音楽制作のエネルギー。振り返ってみると「蓄える」というのは僕も出来ていないかも。僕もこのところ、昔より動き出す力が重くなったように感じていて。子育てもあるし、衰えもあるかも。前よりも自由な時間も集中できる体力も少なくなって、なかなか腰を据えてしっかり取り組むのは前よりも少し難しくなったとは感じる。
その分、自然体だったり、前よりも軽い力で動けることを最近は優先するようになって。ここ最近までやってたYACHIMATAや最近始めたLOGという企画なんてほとんど趣味というか。音楽制作という感じがしないというか。
そういうのはエネルギーはあんまり使ってなくて。日記をつけるような感じかな。それでエネルギーが出るってわけでもないけど、なんかスッキリしたり、気持ちが楽になったりする。だからむしろ忙しくてエネルギーすり減ってるときほどやりたいと思うかな。
エネルギーとは違うかもしれないけど、アイデアから動き出すことはよくあるかも。ふと新しい表現方法を思いついたりすると、ワクワクするので勝手に動き出すというか。表現の見せ方(企画とかも)もそうだし、具体的なところだと機材のつなぎ方とか、演奏方法とか、面白そう!と感じられたらすぐやりたくなる。
上に書いたLOGとかYACHIMATAもすぐできるようなことだったから、思いついたら割とすぐ始められたような。自宅で音楽作るのには、原価もかからないしね。重い腰を上げるという感覚はなくて。今日は肉が食いたくなったから焼肉行っちゃおう!くらいの、そんな感じだったりする。
とはいえアイデアもいつでも出てくるわけでもないわけで。出ない時は全然出ないけど、最近はそれが当たり前だと思えるようになった。
なぜか不思議とアイデアが浮かぶ場所はスーパー銭湯の「寝湯」みたいなやつ。温かい石の上に寝転がって、背中だけ温かいお湯が流れてるみたいなお風呂(冬はちょっと寒いんだがそれもよし)。なぜかあそこが一番浮かぶ。近所の行き慣れたところがよくて。雄大な景色とか、風情とか、インスピレーションはいらない。むしろ油断できるかどうかが大事かな。
アイデアが出てくるとすぐ試したくなるから、もうそうなるとエネルギーがあるないとか考えないかも。楽しいだけ。試してみて「全然ダメだったか〜!」も楽しい。
単純に動き出すエネルギー(パワー)みたいなものは、20年近く音楽やっているけど、蓄え方もわからないし、生み出し方も正直わからないかなあ。受注した仕事の場合は締め切りがお尻を叩いてくれたりもするけど、辛いときは辛いし。自分の創作に関してはお尻を叩くのは難しいし、今は出来るだけやりたくないなあ。実際、無理やり始めることはできるけど、やりたくないときはやりたくないし、そういう時は気に入ったものもなかなかできない気がする。
これを早く試しておかないと他のこと手につかないな、みたいな時が来たら、一番いいタイミングだと思ってて。そういう時はやっぱりミラクルも出やすいし。むしろそれは大事で、逃したくないかな。
今、そのやる気の波みたいなのが落ち着いてしまって、新作アルバムの作業がちょっと停滞してます(もう6年経とうとしている)。。実は夏前くらいに8割くらい出来たところで、まあまあ良いんだけどうーん、みたいな気持ちになってしまった。笑 なんか結局、力がこもり過ぎてしまうというか。ちょっと寝かしています。
今、そういうタイミングでLOGシリーズを思いついて、そっちが面白くなっちゃっている状況です。今はこの面白い寄り道を優先したほうが、結果アルバムもいい作品になるのではと思っている。こういうバイオリズムみたいなものは経験上けっこう信じていて。やりたい時はやっぱり旬みたいな良さがあるし、実際そのときに完成しなくても成長できることも多いから。
ただ最近はたくさん思いつくとなかなか実現する時間が取れなかったりして逆にイライラすることもあって。何事も程々がいいなあと感じているところ。
どうだろう。今回も僕はこんな感じですというお返事です。
とにかく、ものづくりや表現は「自然とそうなった」とか「たまたまこんな着地をした」みたいな方が僕はやるのも見る(聴く)のも面白いと思っていて。お客さんとしても誰かのそういうものに触れたいかなあ。なので、僕もなるべくそういう自然な心の動きに従って音楽をやりたいと思っているよ〜。
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