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#017_「仕事にしよう」が先でしたか?「好き」が先でしたか?

こんにちは、相談です。 私はいま、これを生業にしたい。というものがあります。 思い描くものに近い仕事は見つからないし、 雇われた側の経験があるからこそ思うのは、もう誰かの理想の型にはまりたくない。 あれこれ考えてたら、フリーでやってくしかないか。と行きつきました(でもな〜事業主がやりたい訳でもないんだよな〜という甘えもまだあり…グルグル考えてます)。

宮内さんの、お仕事との距離感?に、興味があります。 宮内さんは、 これを仕事にしよう。が先でしたか? 好き。が先でしたか? よくわからない相談ですみません。 余談ですが宮内さんの曲、大好きです!今日も仕事中ずっと頭の中で流れてました〜。 meole、素敵です〜。

僕は好きが先。 仕事になるなんて思ってなかった。

どうも、おじさんです。音楽聴いてくれてうれしいです。頭の中でずっと流れてるってすごいな。それって才能では。プレーヤーいらず。笑 

さて、仕事が先か、好きが先か、僕は完全に後者です。好きが先。まず、僕の音楽みたいな少しマニアックなものが仕事になるなんて全然思ってなかったから。

僕はなんとなく「がむしゃら」にできる期限を決めていたかな。最初は25歳まで。25歳まで音楽を思い切りやって、やりきったと思えたら、音楽は趣味にするつもりだった。

でもその辺りから、少しずつ収入が出てきて。もう少しやってみようと思い、アルバイトを減らして続けることに。ちょうど一人で音楽始めて10年の28歳まで頑張ることにして。

28歳の時に結婚を決めたんだけど、そのタイミングでアルバイトを辞めてみて。またアルバイトをしないといけなくなったら、今度こそ趣味だなあと思いながら、なんとかかんとか、そのまま今(37歳)に至るという感じ。まあ、今後もわからないけれど。

僕の場合、好きなことは仕事に「する」ものではなくて、仕事に「なる」方が楽しいと思っていて。

自分が仕事にできそうって思ってることって、もう既に誰かがやっているか、今うまくいっているものの延長上だったりすることが多い気がする。(僕のビジネスセンスのなさもある)

そういうのを戦略的にやることもいいと思うんだけど、結構難しい気がする。僕は向いてなかった。僕はあんまり先を見通すのが苦手で。その場その場で変化しながら色々やっていたような。今、作曲の仕事がメインになっているけれど、20代前半の時点では全然イメージできてなかったもんね。

僕はここ最近、お金になるかどうかはあんまり考えずに、ワクワクすることとか、自分にとって楽なことをやってたら、仕事になっちゃった、みたいなことが結構あって。BGMの活動とかはほんとそうかなあ。まだそういうことだけで生きてはいけないけど、なんかそういう形で仕事が増えていくのは幸せだなあと思う。

とにかく一番自分にとってストレスのない方法で好きなことをやりたいようにやってみるのが僕はいいと思っています。意外とチャンスもそういうところにある気がして。まずはお金をかけずに、一人でできる範囲からやってみる。

まあ「自分にとって」がそれぞれあると思うので。後先考えずに突き進んでしまいたい人はそれでいいし。そんなにハードでない仕事をしながら時間を取って平行して取り組むもよし。

これは、僕だったらの意見だけど、相談者さんも一度フリーを体験してみるのはどうだろう。少し貯金は必要かもしれないけど、例えば1年だけフリーでやってみるとか。

1年間、がむしゃらにやってみて、1年経った時にシンプルにフリーをもう少し続けてみたいと思うかどうか。なんとなく「やっぱり続けなくていいかも」と思ったらそれはそれで大きな収穫だと思うし。もう今後そっちの方向で悩まなくていいんだから。体験してみないと「なんとなく」みたいな感覚的なところはわかりづらいかもなあと思う。

もし、フリーがしっくりこなくても、やりたいことをあきらめろってことではなくて。フリーという選択肢を断ち切ってからまた考えてみると、違う形でやりたいことを持続出来る形を思いつくかもしれない。1年間フリーで動く中で、一緒に活動できる人や会社に出会えるかもしれないしね。とにかく実際に動いてみると必ず何かが変わると思う。

僕は今、「趣味なんだか仕事なんだかわからないが、とりあえず生活できてる」みたいなところに着地できないか、本気で考えている。甘ったれた考えだとは思うんだけど、本気で考えてみたら意外と何か方法はあるのではと思っている。

ゆっくりでも進めていく中で、色々とわかるかもしれない。やっぱり無理だと感じることができたら、それもスッキリして気持ちいい。進め方もよくわからないけれど、とりあえず楽しそうな順番にやってみているよ。やってみないとわからないから。

※おじさんに相談してみようかなと思った方はこちらから。
https://www.miyauchiyuri.com/ojisan