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#014_どのようにギターを練習していけばいいでしょうか?

アコースティックギターを3年前に挫折したのですが、再開したいと思っています。以前やめてしまった理由は、購入したタブ譜の通りに弾いても(弾いたつもりになってるだけかもしれません)CDで聴き慣れた音とはかけ離れている気がして、楽しいと思えなかったからです。

当時、ギター教室にも通っていたのですが、譜面の通りに弾くことを求められて疲れてしまっていたこともありました。ところが最近「Guava Island」を観て、また弾きたいと思うようになりました。

ほぼほぼ初心者の自分はどのようにギターを練習していけば良いのでしょうか?宮内さんはギター以外の楽器も使いこなしてらっしゃるので、どのように音楽を独学していったのでしょうか?散文で申し訳ありません。よろしければアドバイスを頂きたいです。

楽しめるところが見つかったら、それだけやってみる。

どうも、おじさんです。楽器の演奏には自信はない僕ですが、答えてみます。

ギターはある程度慣れるまでが難しいかも。ピアノや打楽器と違って、ただ音を出すということがちょっと難しかったり、左手と右手で全然違う動きをしなくちゃいけないし。最初は僕もイライラしました。ギター教室は僕も2年くらい通ったんだけど、身になったかというと、どうだろう。無駄だったとは思わないけど。

僕もコピーするのは苦手だし、嫌いかなあ。通して弾ける曲なんてほとんどない。僕の場合は簡単なコード(メジャー、マイナーくらい)がちょっと弾けるようになったら、無謀にもオリジナルを作り始めました。中学生の頃かなあ。当時は歌う曲。ギター教室でメジャースケールだけ覚えて、アドリブソロらしきものも弾いてみたり。もちろんクオリティはひどいものだったけど、楽しかったなあ。

コピーって100点満点を0点から積み上げていく作業なんだけど、オリジナルは0点から満点がなく点数が上がっていくので、僕はそっちの方がやる気を保ちやすかったのかな。オリジナルだと作っているだけで「おれってすごいぜ!天才だぜ!」なんて勘違いもできて、不思議と続けられたような。まあ、後に身の程を知るけれど。笑

今でも楽器を練習するのは好きじゃなくて、全くやってない。でも制作の際に必然的に録音をするので、その時間だけ楽器を弾いているかな。録音というのは自分の実力も客観視できるので、良い練習にもなったのかも。

あとは人前で演奏するのもよかったかな。やり直しができない一発勝負(たまにやり直すこともあるよ。)だから、集中して弾く訓練にはなるかも。僕の場合は演奏中に録音もたくさんするので、サンプリングのライブはかなり楽器の訓練になったかもしれない。メトロノームに合わせて演奏するのが、ずいぶん楽になったような。

十何年とやってきたけど、僕も楽器の演奏にはてんで自信がないよ。楽器の演奏だけで人に協力を頼まれたことはほとんどないし(トライアングルだけ演奏してほしい、というのが一度だけありました。笑)。まあ、でも別にいいかみたいな気になってきて。プレイヤーになりたいと思ったことはないし。上手くなりたいとは思うけど、多分そこまで興味がないんだと思う。僕の場合は曲作りがしたいというだけで。

楽器なんて好きでやるわけだし、自分が楽しいところだけやる感じでいいと思っている。一つでもいいから楽しいところを繰り返しているとその部分が伸びてくるので、その伸びた部分を使って違ったことができたり、楽しい部分をもっと伸ばしたいと思えたら、そのために苦手だったことも少しやりたくなってくると思うなあ。僕はそうだったような。

僕がやりたかったのは曲作りだったり、多重録音だったりだったのかな。僕は楽器の練習もそうだけど、実は機械とかソフトも苦手で。説明書を読むのとかほんと嫌い。でも曲を作るためだったり、ライブで使うためにと思うと、自分でも不思議だけど根気よく取り組んだ気がする。何か一つでも、ギターにそういうところが見つかるまでは、焦らなくていいのでは。あんまり深く考え込まないように。辛い思いしてやることではないと思うのよね。

​<あとがき>

書いているのは2020年の4月半ば。コロナで世界が大変な時期です。手洗い、家を出ないということも大事だけれど、同じくらい「楽しむ」ということも大事だと思う。いつも通りにならないことやこれからの不安を嘆くよりも、こんな今にしかできないこともあるはず。そんなことを考えてみるというのも、とても有意義な時間かもしれない。そんなことを今、この記事を書いていて思った。

僕はかなりダラダラと時間を過ごしている。とにかく家族みんなでたくさん寝ている。あんまり働いてもいない。思い切りダラダラすることで、降りかかるストレスを受け流す作戦。​

音楽はやりたいときにやってる。仕事はほとんどないけれど時間がたっぷりできたので、効率を度外視して音楽を作っている。そうなったら不思議とオリジナルの作品の制作が進んでいて、まさかのスランプ脱出の予感。悪いことばかりではないかもしれない。

それもこれも、医療やインフラ、スーパーやドラッグストアなどなど、みんなの生活を守ってくれている方々のおかげ。本当にありがとうございます。いつかこの状況が落ち着いたら、骨まで溶けるほど、ダラダラしていただきたい!!
※おじさんに相談してみようかなと思った方はこちらから。
https://www.miyauchiyuri.com/ojisan