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ウマ娘プリティーダービーSeason2について語りたい

【はじめに】

はい、どうも、皆さん、こんにちは、ミヤタです。今回は人生で1番泣いたウマ娘プリティーダービーSeason2について語りたいです。以下ネタバレを含みますのでご容赦下さい。語りたいことが沢山ありますが主にテイオーについめ語っていきます。

トウカイテイオー

【1〜8話の内容】

主人公トウカイテイオーとメジロマックイーンとの友情・努力・勝利を描いた素晴らしい作品です。なんといっても見所としてはテイオーの復活劇です。無敗の三冠ウマ娘(無敗で皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制すること)を目指しており、皐月賞、日本ダービーは獲るのですが菊花賞を骨折で辞退し、無敗の三冠ウマ娘ではなくなってしまいます。ただ次は無敗のウマ娘を目標に邁進するのですが、その夢が天皇賞(春)でライバルのマックイーンに阻まれてしまいます。そしてその後も怪我、2度目の骨折をしてしまい1着から遠のいていきます。ずっと夢だった無敗の三冠ウマ娘、次に掲げた無敗のウマ娘、もう自分には何も残ってないと感じてしまいます。そんな中マックイーン、ライスシャワー、ミホノブルボンとの関わり合いによりライバルがいること、勝ちたい相手がいること、もう一度マックイーンと戦い勝つことを目標に再起します。

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メジロマックイーン

【1〜8話の感想】

長くなりましたがここまでがざっと1〜9話の内容になります。泣けるシーンを掘り下げていくと2話でテイオーが出れなかった菊花賞を見に行くんですね。その時にレースに出てたウマ娘達が「テイオーが出てたらなんて言わせない!」と走り、それをテイオーが応援する姿に泣けます。夢が途絶えた悔しさも、他のウマ娘の頑張りにも、どちらの観点でも泣けるシーンとなっております。そしてリハビリに励み無敗のウマ娘として努力を重ねていきます。
次にテイオーは復帰レースで天皇賞(春)にてマックイーンと戦うことになるのですがここも熱いです。無敗のテイオー対連覇がかかったマックイーン。勝敗を分けたのはズバリ何処を見ていたかです。テイオーがマックイーンを見ているのに対し、マックイーンはゴールしか見ていなかった。勝利に対する執着心がマックイーンの方が上だったと感じられます。レース後にテイオーとマックイーンが抱き合うシーンは涙無しでは見れません。そしてテイオーは負けてしまい、無敗のウマ娘という次なる目標も破れ怪我をし、2度目の骨折を余儀なくされます。ここでテイオーが夢も目標もなくなってしまいます。そん中ライスシャワーとミホノブルボンと関わることでライバルの大切さを知り、マックイーンに勝ちたいと強く思い奮起していきます。このライスとブルボンのコンビも本当に尊い。ブルボンはテイオーと同じく皐月賞、日本ダービーを制し、三冠まで王手がかかったところで菊花賞をライスに取られてしまいます。誰しもがブルボンの三冠を望んでいたのにそれを阻止したライスはヒールとして扱われてしまいます。誰も自分の事は応援していないと感じ、天皇賞も辞退しようとしていた時のブルボンの「あなたはヒールじゃない、ヒーローなんです」がもう泣けますね。ブルボンにとってライスは三冠を阻まれた相手であると同時にヒーローなんですね。この言葉を受けたライスは精神が肉体を超越しマックイーンに勝ちます。レース後のライスとブルボンの絡みもとても好きです。

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ライスシャワー

【9〜13話の内容】

ここから後半戦です。その後練習を重ねていくテイオーですが、練習中に3度目の骨折をしてしまいます。既に心が折れかけている中マックイーンのタイムキーパーをやるのですが、もう自分はこの様には走れないと引退を決意します。そして文化祭でミニライブを設け、引退を発表しようとしたところ、後ろのモニターがジャックされツインターボのレースが映し出されます。ターボのレースを見て諦めないことを目の当たりにしたテイオーは引退を取り消し、レースに復帰することを宣言します。その後マックイーンとの再戦を胸に練習に励みますが、次はマックイーンが繋靭帯炎を発症し引退を余儀なくされてしまいます。もう無理だと諦めるマックイーンにテイオーは諦めないこと、奇跡を起こすこと、次の有馬記念で勝つことを約束します。有馬記念はその年の最後のG1レースにしてテイオーにとっては1年ぶりのレースとなります。ここまでの長期休暇を経ての勝利は前例がありません。更に菊花賞レコードのビワハヤヒデをはじめとした屈強なウマ娘達と戦うことになります。果たして有馬記念を制するのは。

ツインターボ

【9〜13話の感想】

ここからは毎話涙無しで見ることが出来ない怒涛の展開です。まずはテイオーの3度目の骨折。見ていた時衝撃を受けました。そこで励まそうとマックイーンがタイムキーパーをお願いするのですが逆にテイオーの心を折ってしまいます。そしてテイオーがもう走れないと涙を流すところで視聴者の涙腺が崩壊します。ここのシーンはタイムキーパーをしていたはずなのにテイオーがストップウォッチを押してないんですね。ここはストップウォッチ=現実を見るのをやめた、というふうに解釈出来ます。そして10話になります。アニメ史でもこの回よりいい回はないんじゃないかくらい泣けます。テイオーに憧れているキタサンブラックが手作りのお守りをくれるのに、憧れるのはもうやめてと突き返してしまいます。このシーンは心が痛いです。その後引退ライブのダンス練習中にツインターボが来ます。なんといってもこのツインターボというキャラが最高なんです。ずっとテイオーと戦うことを望んでいる同級生で作中ではネタキャラとしてずっとテイオーに突っかかってきます。テイオーの引退を知ると「諦めるなんてテイオーらしくない」と言い放ちます。これは5話でテイオーがターボに「諦めないことが大事だからね」と言っていたところから来ています。諦めないことが大事と言ったテイオーが諦めた。それがターボにとっては辛かったんだと思います。そこでターボは次のオールカマーというレースでテイオーに諦めないことの大切さを見せつけようとします。が、そのレースは文化祭と被っていたのです。そこでミニライブのモニターをターボの仲間たちがジャックしレースを中継で映し出します。ここは控えめに言って涙が止まらなくなります。「これが諦めないってことだ!トウカイテイオー!」と見事に1着を飾ります。逃げ馬(レース序盤から全力疾走する馬)から逃げないことの大切さを教わりますね。テイオーに勝ったマックイーン、マックイーンに勝ったライス、そのライスに勝ったターボだからこそ伝わり方が違うんですね。以降テイオーがターボのことをツインターボ師匠と呼ぶのもいいですね。そしてターボが誰よりもトウカイテイオーのファンであることが伝わります。そんなこともありテイオーは復帰を決めます。11話のほのぼの回でマックイーンに気持ちを伝えるシーンもグッと来ますね。テイオーはずっとマックイーンに憧れていて、マックイーンもずっとテイオーに憧れていて、お互いがお互いの気持ちを伝え合います。なんていいスポ根アニメなんだろうと思った矢先の12話。マックイーンが練習中に繋靭帯炎を発症。もう無理だと家の人達にも引退を促されます。そんな時に現れるテイオー。次の有馬記念で勝つと宣言するも、1年ぶりの復帰レースで勝つなんていつ奇跡は起きないと言うマックイーン。そこでテイオーが「奇跡を望んで頑張れば必ず起きる」と言います。ここも良いですよね。10話でマックイーンがテイオーに「奇跡は起きます。それを望み奮起する者の元に」と対になってるのが最高なんですよね。どんなに挫けそうでも今まで自分の目標で居てくれたマックイーンに、次は自分が背中を見せる番だと、もう泣きすぎてスマホがびちょ濡れでした。ここでエンディングの木漏れ日のエールに入るのですが、今までの回と違いテイオーとマックイーン絵や歌が逆なところも泣かせに来てますね。そして最終話でテイオーは有馬記念に挑みます。レース前のシンボリルドルフとの会話、「レースに絶対はない。だが自分の中にある信念、絶対に揺るがない気持ち、これは誰にも動かせない」のこのセリフ良過ぎます。自分が走るキッカケになったずっと憧れているルドルフに言われるのが堪らないですよね。またレース直前のナイスネイチャが最高ですよね。ネイチャはテイオーと同じクラスの同級生でランチを食べたりする友達です。レースでは3着が多くイマイチ勝ちきれないウマ娘です。ネイチャは誰よりもテイオーの復帰を心待ちにしており、レース前の後ろを向いての「おかえり、テイオー」は反則級に泣ける名シーンです。各々のウマ娘が負けられない気持ちを背負い開幕。アニメ見てたらこの時点でもう泣き過ぎて頭痛してました。最後の直線で菊花賞レコードのビワハヤヒデとの対決。「肺が苦しい、だけど破れたって関係ない。脚が重い、でもまだ動く。僕は何度も挫けてきた。絶対に譲らない、絶対に、絶対に。絶対は僕だ!勝負だぁあ!!!」敵も見方も関係なく皆が「行け!」とテイオーを応援してるんですよね。ここで差し込まれるマックイーンのカット良過ぎます。ここ何回見ても泣けます。3度の骨折を乗り越え、何回も諦めてきた、それでも勝ちたい気持ちを一身に走る。支えてきたくれた人達、仲間、そしてマックイーン。勝ちたい気持ちが1番強かったのがテイオーなんですね。ゴールした時の「やった」はそんな沢山の意味が込められているとかんじます。ここでまた泣けるポイント沢山あるんですが、皆が「おめでとう」と言ってるのにマックイーンだけ「ありがとう」って言ってるんです。ここグッと来ます。そして皆が奇跡の復帰で泣いているのに対し、ターボだけが泣いてないんですよ。これはターボがテイオーは絶対に勝つと信じて疑ってないからなんです。その後戦ったウマ娘達がテイオーに抱き着くシーンなんですが、1番最初に抱き着いて来るのがネイチャです。自身は3着だったのに、それよりもテイオーの1着を心から喜んでいるのが本当に泣けます。その後のライスの「おめでとうございます」も良いですよね。その後時は流れキタサンブラックとサトノダイヤモンドが入学してきます。テイオーはルドルフに憧れ、キタちゃんはテイオーに憧れ、次はキタちゃんが誰かの憧れになってくれると良いですよね。そしてラスト。非公式ではありますがテイオーとマックイーンがレースをして終わりと、最高のエンディングでした。

キタサンブラック(左) サトノダイヤモンド(右)

【トウカイテイオーについて】

ウマ娘プリティーダービーSeason2とはずばり、友情・努力・勝利です。そしてテイオーの成長です。このアニメは面白いことは勿論、それ以上に大切なことを学べます。各キャラクターにライバル、仲間がいて、勝つために努力を重ね、そして勝利の為に奮起します。その中でもテイオーは1人のウマ娘としてとてつもない成長をしています。最初は自信家で無敗の三冠ウマ娘という夢にひたすら愚直に進んでいきます。ただ度重なる怪我で挫折してしまいます。心が折れます。夢や目標が破れた時というのは誰しもがあります。しかし、そこからが本当の勝負だと、生き様だと感じました。トウカイテイオーはただ強いから無敵のテイオー様なのではなく、決して諦めないからこそ無敵なのです。だからこそ説得力があり、誰しもが勇気づけられるのです。またこのアニメが面白い理由としては史実通りだからです。実在した馬、レースを忠実に再現しています。もちろんテイオーも史実通りで、アニメだからという脚色はありません。だからこそより一層感動出来るものがあるのかもしれません。

トウカイテイオー(左) メジロマックイーン(右)

【最後に】
長々と書いてしまいましたが読んでくださりありがとうございました。大学のレポートでもこんなに長いものは書いたことがありません。そしてまだ見ていない人がいたら是非見て欲しいと心から思っております。勿論Season1のスペシャルウィークとサイレンススズカの絆もとても熱いです。このアニメを作ってくださった方々に本当に感謝しております。それではまた何か書きましたらよろしくお願いします。

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