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進路決定者の貼紙をみて、学校に来れなくなった生徒達をみて考える50代

高校のクラスあるあるだと思いますが、
クラスメイトの進路が決まってくると、落ち着きがなくなります
焦ってくる気持ちもありますし、羨ましいという気持ちも、
なんであいつが先に決まる、自分はどうする・・・
こんなどうすることもできない現実と感情のうねりを体験するのも
高校3年生独特の空気感だと思います

他者と自分を住み分けて考えることができるようになっていると、
他の人の合格を素直におめでとう!と言えるのですが
人の事でも、受け取り方が違ってしまうと、嫉妬や妬みなど
負のオーラをまとい、不登校や反抗的な行動に出てくるケースもあります

人の活躍や成果、結果に対して肯定的に受け入れる部分と、
羨ましいという気持ちとの向き合い方を知っておくこと、経験しておくこと
不登校生が多いこの学校では、成績評価も作品評価も
意図をもって人前でやることと、目的があって個別に行うことと
それぞれの先生が使い分けてくれているのですが
人前で自分の作品や演奏、表現などを評価してもらうことは
恥ずかしい反面、非常に効果的な指導にも繋がります

自分にとってのプラスを見つけられる
恥ずかしいとか、人から言われたくないなど一時の感情で
折角成長できる機会を失ってしまうのも、非常にもったいないことです
進路が決まってきた、自分はまだだと思っていても
その人と自分を分けているものが、意識しなくても整理できるのですが
整理ができない生徒にとっては、
周りの成果は自分への攻撃に見えているかもしれない

だからと言って、その人にとっての攻撃を辞めることはありませんが
進路決定おめでとうの貼りだしを見て、学校に来れなくなる生徒が出てくる
親はそれを見て、子どもがプレッシャーを感じているので
掲示を辞めてもらえないだろうか?と言ってくる
その親も問題だと思いますが、物事の対処方法を考える、知ってもらう
そのような気持ちになった時に、どうやって対処すればいいのか?
走る、叫ぶ、歌う、考える、黙る・・・どうやってもいいので
この感情が自分の中を通り過ぎるのを、
待っている方法を持っているということ
それが大切なスキルです

先ほど、今日はそれが理由で休ませるという親から電話がきました
成長と前向きに考えることも、人の大切な能力であり
経験や学習で伸ばすこともできる能力であると感じます
ということは、教育でも伸ばすことができるはず
そのノウハウを作らなければ・・・

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