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鑑賞記録 202003

ちょっとまとめるには早い、3月分。
まだ見るかもしれないけどすでに結構多いので、いったん〆。☆は特に良かったやつ。
『スウィング・キッズ』以降、2本目~11本目『大阪GOOD FUCK!』までは、すべて18禁、エロVシネとAVとBL。城定監督の特集上映を連日見ていたので城定さん多め。
最近は試写も中止になったり配信になったりが増えつつある。配信の機会が多くなるかも。先日、NetFlixで『母なる証明』を見返してたら、あまりに面白すぎて怖くなり途中で止めた。映画館は止められないからいいね。

☆『スウィング・キッズ』(カン・ヒョンチョル)

●『花咲く部屋、昼下がりの蕾』(城定秀夫)

●『妻の秘蜜 夕暮れてなお』(城定秀夫)

●『尻貴族 清音咲良、仲村奈々美』(梁井一)

●『僕だけの先生 らせんのゆがみ』(城定秀夫)

●『観音狂い咲き 樹まり子』(小路谷秀樹)

●『雨が降るまで』(城定秀夫)

☆『わたしはわたし OL葉子の深夜残業』(城定秀夫)

●『性の劇薬』(城定秀夫)

●『ミク、僕だけの妹』(城定秀夫)

●『大阪GOOD FUCK!』(カンパニー松尾)

●『どこへ出しても恥かしい人』(佐々木育野)

●『アルプススタンドのはしの方』(城定秀夫)

●『カセットテープ・ダイアリー』(グリンダ・チャーダ)

☆『海辺の映画館 キネマの玉手箱』(大林宣彦)

●『娘は戦場で生まれた』(ワアド・アル・カデブ)

●『エジソンズ・ゲーム』(アルフォンソ・ゴメス=レホン)

●『デンジャー・クロース 極限着弾』(クリフ・ステンダース)

☆『レ・ミゼラブル』(ラジ・リ)

●『ロングデイズ・ジャーニー』(ビー・ガン)

●『山の焚火』(フレディ・M・ムーラー)

●『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(豊島圭介)

●『フェアウェル』(ルル・ワン)

●『ANNA アナ』(リュック・ベッソン)

●『糸』(瀬々敬久)

●『在りし日の歌』(ワン・シャオシュアイ)

・大好きな城定さんは今回見た中から1本選ぶなら『わたしはわたし』。主演の市川まさみが可愛くて好み笑。予測つかないストーリー展開も素晴らしい。ほんと上手い。エロ職人の自覚のもとに作ってるとこも好き。城定作品が素晴らしい理由は多々あるが、特に好きなのは「人間を基本的に肯定している」ところと「女性が欲望に解放されている」とこ。クズみたいな人も出てくるのだが、愛すべきクズに見える。女性はいつでも地味なメガネっ子で平凡、貞淑な生活を送りながらも欲望には忠実で、自分を卑下しない健全さ。そして見終わってなんか元気でるのだ、いつも。

・『レ・ミゼラブル』とても良かった。ラストがまた良い。終わった瞬間ビックリすると同時に「え、決めていいの…?」と喜びがじわじわ湧いてきて、感謝の気持ちで映画館を出た。私ならどうするか委ねてもらえるなんて本当にありがとうございます。しかし後日、見た人と話したら「投げっぱなしで腹が立った」と言っていた。えー。

・『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』三島由紀夫にあまり興味なかったけど、とても面白かった。三島カッコイイ! となった。映画としては3部構成の意味とか、変なフォントとかよくわからない部分もあったけど、討論会がとにかく面白い。こんな時代が本当にあったんだなーと信じられない気分。唐突に赤ん坊が出てきたり、ほんと面白い。
熱意、敬意、言葉。まさに今みるべき映画。

・『フェアウェル』NYから中国に帰郷した女性と家族、親戚のお話。なかなか良かった。家族や故郷のめんどくささと思慕、切っても切れなさ。誰にでも身に覚えがある感じをいい距離感で描いていて、楽しめた。猫背のオークワフィナ、良い。

***

世の中、ずいぶん大変なことになってきた。しんどい気分の時こそ本当は人に会って話したり、集まったりしたいものなのに。「集う」という単純な行為は、こんなにパワーをくれることなんだなと改めて思う。
日々思うことはすごくたくさんあり、伝えるべきことは何ひとつないようでもあり。
桜は今年もきちんと美しく咲いている。








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