日々のこと 0731

何か知らないが、もう最近めっちゃ忙しい。何か知らないというのは嘘で、あの仕事とかこの仕事とか、忙しくさせているものの内訳は知っている。
毎日気がつくと「あれ、もう夜！」「あれ、もう朝！」という感じで、一日が2，3時間しかないみたいに過ぎていく。行きたいとこも行けず、見たいものも見られず、その2，3時間の中で絞り出すように一生懸命やったことをテキトーにあしらわれると、本当にムカつく。「もう二度とやらん」と思う。それは今日の出来事なので、今はムカつきながらそう思っている最中です。

「二度とやらん」と思ったことで、本当に二度とやらなかったことって、ありますか？
私は、意外とないような気がする。美味しくないのに値段だけ一人前で「この店、二度と来ない」と思った店にも、たまに間違えて行っている。改善されたかもと期待して「やっぱり行かなきゃ良かった」と思いながら帰る。
i-Phoneを地面に落っことして画面を割って「二度とやらん」と思ったはずなのに、あれから何度もやっている。
あ、バリウム検査は「二度とやらん」と思って以来、本当にしていない。「コドモじゃないんだから！」と、よく呆れられています。

今、あなたがあなたの大切な時間を使って読んでくださっているこれは単なる私の愚痴であり、「すんごくムカついてるんですけど！」と、ホントは相手に文句を言いたいけどいちいち言うもんでもなく書いて発散しようというオトナな処理の仕方であり、バリウムは飲めないけどこういう処理ができる程度にはオトナなんですよというひとつのアピールであり、自分が忙しがっているくせに何ひとつ得るもののない文を読ませることで他人の時間を浪費させていいのかというパラドックスであり、この文章がどう終わるのかも今の時点で全然分かりません。

二度とやらんと思っていても、私は多分やるでしょう。そんでまたイライラするでしょう。イライラから私の肌は荒れ、髪はパサつき、しわは増え、体重も増え、胃も荒れまくって大変な病気になるでしょう。その時になって初めて私は「バリウムを飲んでいればよかった」と後悔の涙を流すのです。すべては遅い。「二度とやらん」と私が怒りまくっていることなど気づかないまま、今夜も健やかに過ごしている人々よ。私の怒りはこうして静かに音もなくインターネットの波間に消えてゆきます。すべては遅い。読んでくれた心優しき方、本当にどうもありがとうございます。優しい人の明日に、幸多からんことを。