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日々のこと 200419

今日は猫日記です。

縁があって我が家にやってきた元野良のチビ。
ちいさな子猫だったチビもすっかり大きくなってきた。もう膝にもあんまり乗らない。大人になってきたらしい。
チビが来てから半年と少し。あの時はまさか世の中がこんな状況になるとは夢にも思わなかった。今はチビの存在にとにかく助けられている。チビが家にいてくれて本当によかった。つくづく思う。

わずかな時間で世界はすっかり変わってしまった。2月に行ったロシア一人旅なんて、今や遠い夢のよう。
神様が地球にリセットかけたんかなあと思う。「あんたら全然ダメ。何度も警告したっしょ。全然いうこと聞かないね。はい終わりー!」って。私たち人類は、もはや文句いえた義理じゃないのかもしれない。
「人間同士は距離を取れ、さもなくば死ぬぞ」というのも、本当によく考えたもんだよなーと思う。もう優勝。
人が人に触れ合えないというのは、精神上においても人をもっとも弱らせることができる手段なんじゃないだろうか。

映画館もライブハウスも飲み屋も休業してしまった。仕事も混乱状態のままだ。外出自粛はつらい。だいぶつらい。
しかしよく考えてみれば、チビはうちに来たその日からずーっと我が家で外出自粛中である。
仲間にも会えず、部屋から出られず、寝たり、起きたり、食べたり、寝たり、たまに室内を走ったり、の繰り返しだけで一日を終えていく。
チビすごい。今まで申し訳なかった。チビは自粛のプロだった。

チビのソーシャル・ディスタンスぶりにも頭が下がる。抱こうとするとサッと逃げていく。ゴロゴロ喉を鳴らしつつも、少し離れた距離から見ている。
おもちゃを持ってくるし、甘えて足元をついて回るし、室内の抱っこお散歩も一応してくれる。でも、チビからは必要以上にそばに近寄らない。常に一定の距離を保っている。チビは距離のプロでもあるのだった。

最初から自粛要請中のチビは、きっちり自分の日々を暮らしている。「まっそれならそれで。安全は確保されてるし、いっか」てな感じだろうか。
チビは自分を取り巻く環境が勝手に変わりながらも、どこにいてもまあまあ楽しくやってる気がする。安全は守るから大丈夫だよ。
チビからは日々、見習うことだらけなんである。





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