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雑記

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#映画

日々のこと* 京都みなみ会館

昨夜は、閉館まで1日となった京都みなみ会館で映画を見てきた。 私が初めて行った時は、パチンコ屋の2階にあった。現在の場所に移転してからここで映画を見たのは4回目。 今月末で営業終了とのこと。 地方のミニシアターは、基本的にその街に住む人のものだと思う。 だから私なんかが言うのもアレなのだが、我が街も今年2つミニシアターを失ったので、少しはその寂しさが分かるつもり。独立系、アート系映画を上映する小さな映画館には、そこが唯一の自分の居場所だと思って通ってる人がきっといる。「明日

日々のこと0929 KYOTOGRAPHIE、恋する惑星

思い出すだけで幸せに満たされてフワフワ浮き足立ってしまう日が、またひとつ増えてしまった。はー嬉しい。 「KYOTOGRAPHIE 2020」と、映画『恋する惑星』の話をしますね。 ウォン・カーウァイの元専属スチールカメラマンで香港の写真家、ウィン・シャが「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」に出展している。日本での展示機会は多くないらしい。その名も「一光諸影」 One Lights,Different Reflections.  良いタイトル…(うっとり)。 京都で

日々のこと0625 『転校生』と手紙の話

昔テレビで見たきりだった大林宣彦監督の『転校生』を、映画館に見に行った。二度と会えない大事な人との別れと喪失のお話だった。 この原作、持っていたはず。帰宅して探した。児童小説「おれがあいつであいつがおれで」を久しぶりに引っ張り出した。思いのほか映画は原作に忠実で、読み耽ってしまった。 この本とその作家・山中恒を教えてくれたのは、小学校の時の担任のA先生。大学を出たばかり、ホヤホヤの男性教師で、当時まだ22~23歳だったんだろう。小3・小4と受け持ってもらった。 学校生活を振

日々のこと 0507

猫日記+つれづれなるまま人間日記です。 駐車場で兄弟たちと鳴いていた第一発見日から逆算して、チビの誕生日が決定した。5月12日で満1歳ということになった。すなわち来週。 待ち切れず人間はもうケーキを食べた。チビにはチュールをやった。12日にも、改めて誕生祝いをしようと思っている。 これまでのエサが「子猫・後期(12ヶ月まで)」というものだったので、誕生日は重要であった。子猫用はもう終了。猫はおとなになった。 チビは牡牛座。しいたけ占いによると「皆に関係なく自分を貫く」「見て

日々のこと 0408 東京の映画館が閉館した日

とうとう東京じゅうの映画館が休館してしまった。やむを得ないこととはいえ、ありえん。信じられない。 先日書いた「ミニシアター、今どうしてますか?」という記事。 思いがけずたくさんの方に読まれ、広くシェアしていただいた。初めてやった「有料」記事もいまだ購入が途切れず続いている。私が一番ビックリしている。映画界の皆さま、映画ファン、劇場ファンの皆さま、本当にありがとうございます。 大きな媒体でもなくニュースサイトでもなく、個人のnoteに書いたこの記事は、本当にたくさんシェ

日々のこと 0103 『さよならテレビ』

楽しみにしていた正月映画『さよならテレビ』。今日は見られないはずだったのが、幸運にも土方ディレクターと阿武野プロデューサーの舞台挨拶回で。 2018年に放送された東海テレビドキュメンタリーの劇場版。 「番組の録画が全国の映像関係者に密造酒のように出回った」という宣伝文句は本当である。放送圏に住む私も、何人もの東京の知人から問い合わせを受けた。悲しいことに録画予約に失敗し、自分すら途中までしか見られていなかったのだが、のちに知人が貸してくれた。しかしなんとそれもラストが切れて

日々のこと 1112

小沢健二の新譜を聞きながら書いてる。 今日は岩井俊二監督『ラストレター』の試写があった。 映画とCD屋、どっちを先にするかさんざん迷った。CDがカバンにあることを気にしつつ映画を見るか、映画の余韻を引きずりながら賑やかなタワレコに行くか。これはもう、ウンウン唸るくらいの悩みどころ。 結局、映画を先にした。 ちなみに私は、岩井信者でも小沢信者でもない(と思っている)。それでもやっぱりどちらも新作が出ると聞けば「おおっ!」となる。捨て置けない。 『ラストレター』は、初めて岩井

日々のこと 0712

『ホットギミック』をまた見てきた。2回目。 同じ映画を映画館で複数回見ると言うと「わざわざ?」「ヒマなの?」とかいわれる。「みんなも見ればいいのにね」とひそかに思っている。 映画は2回目、または3回目がいちばんいいと思う。 『桐島、部活やめるってよ』がいちばんよかったのは3回目。ドロドロに泣いた。2ケタ回見た映画もあるけれど、11回目と12回目の何が違ったかは、正直よくわからない。 確認作業でもう一度見たいわけじゃなく、どっぷりその世界に漬かりたいから見ている。そして2

日々のこと 0609

最近は仕事以外の文章を書いてなかった。 私は書くことによってしか物事を考えたり、頭の中が整理できないタイプなので、このところは何も整理してない。それも悪くはない。 でも、瞬間の感覚だけで過ごし続けているのは不安にもなるので、やっぱりたまには書かないとなーと思っている。 --- 『沈没家族』という映画を見に行った。 90年代後半、シングルマザーの穂子さんが「みんなで子育てしたら楽しいんじゃないか」と人を集め、「共同保育」という形で育てた加納土監督によるセルフ・ドキュメンタリ

日々のこと 1230

昨日の昼間、映画館でジョージ・A・ロメロ監督『ゾンビ』(1978年)を見た。初めて見た。 普段ホラーは全く見ない。誘われても見ない。仕事でも全力で回避。頑張っても避けられなかったものしか見ていない。超怖がりのビビリなのだ。 面白いのもあるのは知ってるし、実際あった。でも基本、無理。エグい映像が無理。脅かしてくる演出が無理。心霊も無理。怖いから。 しかし年の瀬である。特別である。何年も前からずーっと気になってたし、他に見たい映画もなかったし、名作らしいし、せっかくの上映

日々のこと 1206

私はソフトバンクユーザーなのだが、今日は昼頃から「大規模通信障害」なるものが発生していた。何かおかしいな~と思っていたら完全に「圏外」になり、つながらなくなってしまった。 困ったな…と思ったのは最初だけ。これは、誰からも呼び出しがかからないってことだ。「すいません、通信障害でつながらなくて」で済むってことだ。こんなチャンスはめったにない。さっさと映画を見に行ってしまった。ありがとうソフトバンク。自由になれた気がした15の夜。 通信障害なんて一時的だろうし、いざとなれば公衆

日々のこと 1118 ジャクソンハイツ

仕事が予想より早く終わり、これはチャンスとワイズマンのドキュメンタリーを見に行った。『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』は三時間以上もある長尺の映画で、予定調整が難しい。 少し前に『Search/サーチ』という映画を見た。練り込まれたギミックと同じくらい私が面白かったのは、多種多様な人種が当たり前のように出てくることだった。アメリカ映画だし、珍しいことではない。でも主役はイケメンでも美女でもない韓国系のおじさんとその娘。娘の友人たちも白人だったり黒人だったりする。

鑑賞記録 201809

今月は最初のうちこそガンガン飛ばしていたのが途中で健康状態よろしくなくなり、必要最低限に。映画館にもほとんど行かなかった。でも書き出してみると、案外見てるなー。現在はかなり元気になりました。 ●『寝ても覚めても』 再鑑賞。この映画の素晴らしさをうまく伝えられない私は、良かったという人に会うたび「何が良かったと思う?」と聞いている。その答えのひとつひとつに、深くうなずいています。 ●『銃』 『百円の恋』武正晴監督の新作。銃を拾ったことから狂っていく主人公に村上虹郎。コミカル

日々のこと 0907

なんだかいろいろなことがあり、台風やら地震やらもあり、ずっと気持ちが最低レベルに沈んでいたのだけど、だいぶ元気になった。よかった。 公開中の『寝ても覚めても』という映画が好き。 三回目を見に行きたい。 どこが良いのかといわれると全然答えられない。共感もないし、好きな人物もいないし、脚本がいいとか編集が好きとか「あのシーン最高」も特別ない。 だいたい普通あるでしょ、好きな理由ってもんが。でも思いつけない。 傑作とか聞くと、本当にそうかなあ…と思う。絶賛してる人が意外とたくさん