足のストレッチで変化する人しない人
いろんな方の足を見てきました。
足指を底屈させて甲を伸ばすストレッチをして、気持ちよく感じる人、激痛を味わう人…
感じる感覚は人それぞれです。
その方の感度によります。
足のストレッチをして起こる変化の出方はさらに千差万別です。
身体との向き合い方をしてきてない場合には、変化の感じ取り方が分からず、私の目からは変化していても、本人の感覚は変化してないと言われることも。
身体の状況にもよります。
身体の歪みや無意識に起こっている緊張が足由来だと、足を変えたら全身が変わります。
問題が股関節や体幹深部にある場合、股関節をハメるトレーニングでやっと変わる(大きな変化を本人が認識する)こともありました。
私が最初に足指と手指を繋いで分析する方法で「足と体幹、よく繋がってるなぁ」と感じた場合でも、足へのアプローチで出るか股関節でのアプローチで出るか、人によって全く違います。
足と体幹がよく繋がっていたとしても、身体への認識が鋭い、必ず感度が高いというわけではないです。
そこはおそらく習慣によるものなのかなという気がしてきました。
"習慣"なので、才能というより、どれだけ時間をかけるかが鍵。
たとえ大人からであっても、時間をかければかけるだけ、身体の反応を察知したり読み解いたりする精度は上がっていくのではと、経験的に感じています。
これまで私のセミナーへは意欲の高い方が来られていました。
元々身体と向き合ってこられていた方。身体を繋げたい、繋がりたいと思っていた方々。受け身ではなく前のめりな方々。
そういう方には効果が出やすく、本人も変化を感じやすかったです。"意欲"やつながりたいという"欲求"の身体への影響の強さは大きなと感じます。
少し話はずれますが
意欲や認識。私は各種セミナーや一度目のプライベートセッションでその人の全てを把握できるわけではありません。
初めから身体やあり様を外側に出してくれる人(分析しやすい)と内側に隠して教えてくれない(分析させてくれない)人がいます笑
そこは信頼関係の構築を少しずつ行うことをしていきます。
私のTwitterを追いかけていない方が知り合いの紹介で参加された。その時、その方々には変化が起きづらいということもありました。
意識や意欲の大きさの違い。
しかしある意味そういう方々に変化を起こすことができたら、その効果は本物ではないかと思うのです。だからとてもやりがいがあります。
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さて。
足の硬さをつくる要因は様々です。
筋肉の疲労からの硬さ
足首の骨の構造や機構の崩れ
実はそれだけではなく
目も足の硬さに関係があります。
これは脳機能、機能神経学という領域になるため詳しく語ることは避けますが
目の動きという刺激を入れる(眼球運動をさせる)とそれだけで足首や足の甲が柔らかくなることもあります。神経が適切に繋がると、筋肉はリラックスしやすいのです。
また腸内環境も関係があります。
爪は健康のバロメーターでもあり、腸内環境の悪化が抹消への血流に関係します。たとえば巻き爪の発生も、靴の問題ではない時には腸内環境を疑うことも必要になってきます。
血行が悪ければ循環が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなることで皮膚や筋肉が硬くなり、またリンパの流れも悪くなり…といった悪循環も起きてくることになります。
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足が硬過ぎて痛い人もいますが
感覚が鈍くなっていて硬いけど押しても痛くない(痛覚も麻痺)ということがあります。
しかし魔女トレで徐々に神経が通いだしたり動き出したりすると、途端に痛くなることも。
それは一つ大切な感覚として、本人には受け止めてもらいます。
痛みというのも一つの刺激として必要ではないかと私は感じています。
魔女トレの痛みに耐えるストレッチも10秒ほど。息を吐きながら向き合います。丹田を膨らませながら行うと痛みが緩和するということもあります。また、10秒という秒数は静的ストレッチの秒数でもありません。
身体と感覚を繋げる
身体と意識の集中を促す
五感の動員
現代人にとって、子供から大人まで、減ってしまった身体との対話という点で必要ではないかと思っています。
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パフォーマンスアップを目指して私の元にこられた選手がいました。(社会人野球)
一度目のセッションではあまりに足が硬過ぎて、なにもできず。
片方の足は反対の足との硬さの種類が異なっていたため、眼球運動をすると改善が見られました。
野球という競技はフォーム的に偏りを生みやすいため、その習慣が目の使い方の左右差をつくっていたとも考えられます。
改善は見られたといっても足と足首の硬さは根深く、1回目のセッショでは股関節も背骨も動かなくて、大きな気づきを得たに留まり、本人にいわくパフォーマンスアップまでには理解が深まらなかったそうですが、
4ヶ月後、2回目のセッションを受けにきてくれたときには毎日足には触る様にして魔女トレを続けていたため、足指に手を入れて分析するととても柔らかくなっており大きく変化していました。
そしてその時やっと「立ち方(感覚)」「股関節のヒンジの感覚」を指導でき、
本人も体感として理解でき、
足が股関節や体幹の引き上げと関連していることを感じてもらえました。
人によって理解度、身体にかけられる時間の量、感覚の変化や物理的構造的に変化が起きるまでの時間は全く違います。
けれど決して絶望せずに信じて継続していくことではないかと思います。継続は力なり。
身体は必ず変わります。
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