感想文】南極料理人

　なんかしたら感想文書くとは言ったものの案外なんかしないものなので一昨日BSで見た映画の『南極料理人』についてちょこっと書こう。フデマメフデマメ。

　レビューではないのであらすじ紹介や解説なんかはするつもりもなく。そもそも発表されて年月も経つ上、もとから面白いと評判の映画なので今さらそんなものは必要ないでしょう。堺雅人が南極に行ってご飯作る話です。

　評価の高い映画なのでいろいろと面白いポイントはあるんですが、私が一番好きなのは料理を並べて皆が食べるのを見ているときの堺雅人の顔。基本的には笑顔なんですが、いわゆる貼りついた笑顔というか、笑顔の中にいろんな感情が入ってることがありありとわかるすごい演技だ。
　特にこのストーリーのキモの一つである最後の最後まで料理を美味しいと言われない（もちろん不味いわけではない。まったく言われないだけ）ことを不満に、あるいは美味しいと言われることを期待している表情にも見てとれた。あとは汚い食べ方をする仲間への無言の怒りとか。

　とにかく堺雅人の顔が印象に残った映画でした。