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skebで描いてもらった絵に設定をつける!NinJK〜忍者女子高生〜シラト・ノギク

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イラストコミッションサイト『skeb』にてかふんさんに依頼して描いてもらったオリジナルキャラクターに設定とかつけてみました。

【シラト・ノギク/白土・野菊】
17歳 高校2年生 身長164センチ バストは豊満


・正しく着用したグレーのブレザー。青のネクタイ。スカートの丈は膝上ほど。
・装備はふとももにクナイを数本、黒の格闘用レザーグローブ。
・黒髪のボブカット(デザイン上の色は深い青色)に赤いフレームの眼鏡がトレードマーク。
・表情はあまり豊かではないが。別に怒っていたり機嫌が悪かったり、笑えないわけでもない。無表情が彼女の自然体であるというだけだ。

・その顔つきからクールな性格であるという第一印象を受けがちであるが、その実態は全くそんなことはない
・どんなことでも積極的に楽しんでやるワクワクエンジョイ気質。彼女が「楽しくなってきた」と呟く時は往々にしてロクでもない事態の時だ。
・正義感や道徳心は人並みに持ち合わせているがその発露の様子はかなりわかりづらい。

・戦闘スタイルはクナイ投擲で隙をつくり、果断な踏み込みからのボクシングスタイルでのインファイトへと持ち込む。
・彼女のクナイ投擲は直線的であり一定以上の実力者であれば見切るのは容易であるが、間違ってもガードしようとしてはいけない。絶好調時であれば大型対物ライフルにも匹敵するストッピングパワーは生半可なガードなど通用しない。結果回避せざるを得ず、そこを拳で強襲されるのである。
重く、迅い。そのシンプルな理屈こそが最大の武器。


・クラスでは学級委員長を務めているが、別になりたかったわけでもなく。「見た目委員長っぽい」という理由でそうなっただけである。半ば押し付けられた形ではあるがそのことに別に不満はない。ただ同時にやる気もないので仕事ぶりはかなり大雑把。教師からの信頼はあまり無い。
・成績はかなり悪い。地頭は悪くないのだが真面目に授業を聞いていないので試験の結果は概ね芳しくない。
・けして乱すことなく折り目正しく制服を着こなしている彼女であるが、それは彼女が真面目な優等生だからではない。この格好が一番自分に似合っており、一番可愛いのだという確信があるからだ。
・彼女に限った話ではないがNjnJKはほぼ例外なく「自分が一番可愛い」と思っている。それは他人を見下してのものではなく、他人の可愛いを認めた上でそれでも自分が一番だという強烈な自負を持っているのだ。
・可愛いは正義……であるならば。誰よりも可愛い自分は誰よりも正義であらねばならない。だからこそ彼女たちは強いのだ。


【末は忍者かロッケンローラー】

 その日ノギクは困っていた。
『…おまえの希望の通りの人生を考えるなら、忍者かロッケンローラーになるしかないぞ』
 進路指導の教師は頭を抱えてそう言った。ノギクとしては自分のしたい生き方を包み隠さず伝えたつもりなのであるが、その答えがまさかこれであるとは。
 どうしたものか、とノギクは思案する。まだ自分は高校1年生。本格的に進路を悩むにはまだ早い時期であるが、それでもある程度の指針というものは必要だ。悩みは深まる。
「ギターを買うにはお小遣いが足りないかもしれない……」
 いやそれ以前の問題だ。そもそも自分はロックンロールなどまともに聞いたことが無い。これではロッケンローラーなど夢のまた夢。まずはロックの何たるかを知らねばならない。

「じゃあライブハウスに行ってみよう」

 そう決断し(果断に)、夕暮れの道で踵を返したときそれに出会った。

 犬である。犬種は柴、黒くふわふわモコモコな毛並みをした雄の犬だ。
 だがただの犬ではない。その犬は忍者の犬。忍犬である

 着ているのは夜に溶け込むマットな質感の忍者装束。その色は毛並みと同じ黒だ。長い緑のマフラーを首に巻き、背中には小刀まで背負っている。なんとまあわかりやすいほどに忍犬だ。

 忍犬を目撃したのはきっとなにかの偶然。ノギクはそう感じた。
 犬は彼女のほうに注意を払うことなくトコトコと通り過ぎようとしている。きっと何かの忍務の途中なのだろう。ノギクが振り向かなければ出会うことはなかったはずだ。

 だがそれでも出会ってしまった。

「ねえ」

 ノギクは犬に声をかけた。犬は彼女の方へ振り向き、わずかな驚きに目を丸くした。その表情にはただの動物にはない知性(ただし上等ではなさそうだが)が宿る。ノギクはこの犬には言葉が通じると直感的に悟った。
 ならば迷うことはない。ノギクはそっと笑んで問いかけた。

「悪いんだけど、忍者のやり方教えてくれないかな?

……これがおよそ一年前のこと。
 こうしてノギクはロッケンローラーにはならず忍者になった。
 忍者となるまで、あるいは忍者となってからの彼女には多くの紆余曲折があったのだが彼女自身はそれを苦であると自覚していない。自然体。それこそが彼女の最大の長所であり――また短所なのであった。 

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