遠藤周作『沈黙』を読んで、初めて文学の意義に近付けたと感じた
読むスピードは早くないにせよ、小学校高学年から途切れることなく読書をしてきたし、大学も曲がりなりにも文学部を出ている。今の職業も校正なので、比較的言葉や文学について考える機会が多い人生だったと思う。
そうは言っても世の中には大量にまだ読んでない本があり、文学は15年ちょっと慣れ親しんだ程度ではその真髄に迫れるようなものではない。むしろ簡単ではないからこそ、面白みがある、学ぶ意義があるのだと考えている。
ところが先日ついにというか、初めて自分なりに「文学が存在する意味」や