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第2章 なぜみやこやをつくったのか_介護をしてくれる人がいなくなるという現実

【介護は3K?】

講演会でお話するときに、質問する事があります。

「ご両親、若しくは自分が介護の世話になるとき、誰にお世話をしてもらおうと思っていますか?」

施設ですか? 自分達が見ますか?



イメージをしてもらった後に、また別の質問をします。

「子ども達に介護職をさせたいと思いますか?」



ここで、会場はシーンとなります。

「子どもにはさせたくない介護の仕事。しかし、自分は介護をしてもらう。おかしいけれど、それが当たり前の常識ですね」

施設は次々と立ちますが、人材は減るばかりで介護業界は人材の取り合いをしてしまう状況。
実際に残る職員は、すごく能力のある人と問題を起こす人の2極化をたどる一方だ。

特養はたくさん部屋が空いているにも関わらず「空き待ち」という状況がある。それは人材が不足しているため配置基準が満たずに、定員を縮小をせざるを得ない。

自分の施設だけは職員を確保しようというレベルではなく、業界全体が介護労働者不足に陥っているので、小手先の対応策では人はこない。

なんとか維持している施設の中には、充分な職員を確保できずにサービス低下も起きている。

これが現状です。

理由は何でしょう?

人件費の安さでしょうか。

介護の給料を上げればいいのかというと、そこにはさまざまな問題もありますね。

たどれば介護保険料自体の財源がもう、日本にはないのです。

人が育たないので、結果としてベテランが残らざるを得ない。そうすると次第にベテランのやるべき業務が増え始め負担も増える。

こうして、疲弊して辞める介護職の方も多くいます。

こうなると、職場の質というものは既に崩壊した状態ですね。

ある方が、有料老人をホームを断られたと相談に来たことがあります。あまり手のかかる人は施設としては困るからなんだそうです。

あるある話なのですが、

認知症を持つ元気な高齢者は基本的に預からない。

しかし、一番、見守りが必要なのは、この時期の方。

実際に、町でトラブルが起きるケースも出てきており、私も数件対応をしています。

今後、どうこの問題を解決していくかがテーマになるのではないかと思います。

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「自分の住む町は自分で守る」をミッションに、地域密着型デイサービスと子ども食堂を組み合わせながら、自治会(町)単位の地域包括ケアシステムを構築しようと実践中。 実践課程を通して見えてきた様々な課題や解決法をこちらに書き綴ってみたいと思います。
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