見出し画像

どうして子ども食堂を始めたのか_児童虐待防止活動の先に見えたこと

本日は、4月に行われるイベントでパネリストとして参加するため、事前の勉強会と打合せ。

今日の講師はパネリストのお一人でもあります、特定非営利活動法人子ども虐待防止みやざきの会 会長 甲斐英幸氏

10数年前、私が児童虐待防止の活動をしようとまず相談したのが甲斐さんでした。当時、私は児童養護施設に勤めていたのですが、児童福祉を地域でやる場合に何から手を付けたらいいのかまだ分からず、彼に様々な事を学ばせて頂きました。当時甲斐さんは児童相談所の職員をしながら児童虐待防止の団体を運営しているという稀有な方で、その膨大な情報量は私にとっては驚くことだらけ。

当時(今から十数年前)「家でご飯を食べれない子達の為に、ご飯を提供するところが他県にあるんだよ」と聞き、漠然と同じようなことをしたいと考えていました。そして、数年前「子ども食堂」というネーミングが広がり、なんとなく私のやりたいことと同じような気がしてスタートしたのが「子ども食堂みやこや」

今日のお話を聞きながら、色々な思いが駆け巡りました。虐待に関する様々なこと。直接支援をすることや社会的な仕組。そういったものが、この十数年何も変わってないし解決していないというのが、素直な印象です。

私は「子どもがhappyになるためにママパパがhappyになろう」というミッションの元、子育てする親を中心とした支援団体を立ち上げました。しかし、十数年活動をして思ったのは「やはり子どもへ直接関わる支援が必要だ」ということでした。子ども食堂であれば、子ども達がちょっと気持ちを吐き出せるようになるし、そこから何かの支援に繋がるかもしれない。そういう気持ちもありました。

やっていることはシンプルで、地味なものなのですが、今の活動が一番性に合っています。なんといっても、子ども達の成長を見守れるのがいい。みやこやに来てもらって好き放題やりたいことをしてもらって、たまには悪いことをしたらお説教もするし、大喧嘩の仲裁をしてみたり(笑 そういった一つ一つが、私にとってもかけがえのない時間になっています。

児童虐待防止といっても、様々な支援の仕方があります。皆で手を取り合いながら、子ども達の未来の為に頑張っていけたらいいなあと思うのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?