#21 突然ドリンクイベントが始まる! フラット型組織になれるか!?〜デイサービスの挑戦〜

ウチのデイサービスでは、「自費サービス」として、
”フリードリンク”を導入しています。

フランチャイズで運営していることもありますが、運用は個々の店舗に任されています。

利用形態は、一回利用で◯◯円という形で、希望の利用者さんに提供しています。

ありがたいことに、加入率は95%を超えています。


通常のメニューは、冷たい飲み物が15種類程度、温かい飲み物が15種類程度を揃えており、
お茶やコーヒー、ジュースやハーブティなどもあります。

目的としては、
・介護サービスではなく、「カフェ」に来ているような雰囲気を味わってほしい。
・メニューから選択してもらうことで、”選択”・”意思決定”などの自立支援の機会として設けている。

というようなものがあります。


マンネリと”やりたい!”の欠如


ただ、一年以上の長期間に渡って利用されていると、どうしても注文するメニューが”いつもの”になってしまいます。

もちろん、「”いつもの”で通じるんだ」という喜びを感じて頂きたいとも思っていますが、

できれば、たまには違うものも選んでいただいて、”いつも”とは違った体験もして頂きたいなあと思っています。


「変わり種」のドリンクメニューを導入してみたり、ドリンクイベントと称して、「ロシアンティー」や「生姜湯」など、色々と試したことはあります。

ただ、率先して取り組んでいたのは、いわゆる当時の経営・管理メンバーです。

少数の会議で決めて、
「これやりますから!」
と他のスタッフに告知する。
という形でした。

そういった体制だと、どんなことが起きるかというと、

続かなくなる!!!


当時のモチベーションは、「こんなイベントをやりたい」というようなものではなく、
「イベントを何かしなくては!」

という「べき論」思考でした。

前向きな意志がなければ、いつかは止まってしまいます。


そして、いつの頃からか、そのイベントはなくなりました。


やりたい!→やってみた!!


ところが、つい先日、スタッフのグループLINEにこんな投稿が。

ドリンクイベントが始まってしまいました!

「いいかな〜と思って!」

と楽しそうに言ってくれました。

自分のチーム・デイサービスをいい意味で”自分のおもちゃ”にしてくれているなあと感じました。

いいかな〜
と思うことと、
実際にやってみることは全く違います。

自分が「楽しい」と思い、実際に行動してくれる。

そして、周りのみんな(スタッフ)も、その行動に大いに乗っかる。

乗っかると、利用者さんに楽しんでもらえるよう、声かけも工夫する。

そんなチームになりつつあります。


”やってみた!!”から、自分ごとになる


ジュースだけでなく、

「トリートメント」イベントが急に始まったりもします。

女性の利用者さんに大人気の「トリートメント」ですが、
人気の秘密は、”トリートメント”そのものだけではないと思います。

「明日からトリートメントのイベントやるから、これ使ってね。」
と上から言われても、”熱”はそこまで乗らないと思います。

”自分”で考え、”行動”したことで、
「自分がやっているんだ!」
という当事者意識がMAXまで振り切れます。

今まで、「安心して」働ける職場、的な切り口で書いてきましたが、
それに加えて、「好きなことができる」職場でもありたいなあと思います。

職場のリソースを最大限に”利用してもらって”、やりたいことを実現してもらいたいです。


今後は、ドリンクやトリートメントなどの、既存の枠の中だけでなく、
「常識」から大きく外れたことをやって欲しいです。


「ネイルとかやってみたいかも・・・」

数ヶ月前、そんな声が聞こえてきました。


そのために必要な、人員配置・採算など、
行動する人と一緒に考え、
実践していきたいと思います。

〜「今日の午後業務:ネイル」〜

そんな素敵な業務予定表だといいなあ〜


みんなで協力して実現させたいと思います!



今日はここまで!!!




一緒に働く仲間も大募集!


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