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#57 食料危機についてニュースから考えてみる 

ある評論家が学校給食費について語った内容

なんとなく、食料危機はあるんだろうなぁ、と思いながら、実際には廃棄される食料のことや、子ども食堂への寄付の話などもあり、結構毎日いろんなメディアで給食のことが取り上げられたりしています。
さて、昨日、報道番組に著名な教育評論家のO氏が出ておられて、「子どもが貧困のために毎日食べられない子がいる。学校教育では国の責任で貧困家庭の子どもにも給食を提供できるように給食無償化を早くやるべき」という話をしていました。これ、ちょっと違いますよね。生活保護家庭や自治体によっては就業援助支援として、子供の学費などの支払いに窮している家庭には、既に給食費も手当しています。国が学校給食費を無償化にしないと、これらの子供たちが給食を食べることができない、ということはありません。
学校給食費無償化というのは、子育て支援として、すべての子どもを抱える子育て家庭に対する施策で、授業料無償化や奨学金制度改正などに通じるもので貧困対策にもいくらか貢献する部分はありますが、基本的には貧困かどうかは関係なく、広く行う支援施策なんですよ。
すごく学校現場がわかっている方の代表のような方が、こういう発言するといろんなところに影響があるので、実は現場は困りますよね。

農林水産省からの情報提供

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