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学校給食のことをもっとわかりやすく

12,000食の学校給食共同調理場の調理業務の民間委託をして、稼働立ち上げにかかわりながらも、実は、市内に60か所以上の自校方式の調理場、しかもその2/3以上が昭和50年代に作られた狭いウェット方式で劣化が相当進んでいる、という課題を突き付けられて、悩みながら取り組んでいるところです。

私なりに調査したり、いろんな方から知見をいただいてシミュレーションしながらも、「学校給食事業はなぜやらないといけないのか?」「学校給食は弁当屋なのか、レストランなのか?」という、つまり事業目的は何なのかという、問いに直面し、そして相当重く圧し掛かる建設費と維持管理費を前にして、だんだんと苦しくなる自治体財政を考えると、給食事業への投資のあり方なども問われていると思います。学校給食は子どもたちへの投資であるし、女性の社会進出を応援するものでもあるし、最近では子どもの貧困対策としての役割も果たしているので、私は、できるだけ継続できるようにするべきだと考えています。でも、この事業にいくらかかるか知っていますか?人手不足は給食調理の分野にだって課題になりますが、そうなったら給食止まっても大丈夫でしょうか?

学校給食の給食費のこと、建設費のこと、皆さんよくわからない方がほとんどなのが実態で、まともな議論も難しい状況なのです。そこで、自分の頭の中を整理するため、そして、できるだけ学校給食が継続していけるように未来志向の学校給食について、まとめていけたらと思っています。

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