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#15 学校給食費の算出方法

https://stand.fm/episodes/64794e90bca249694861e006

学校給食を子どもたちに提供するには、費用がかかります。光熱水費や修繕費など調理施設の維持管理費、調理をする人の人件費、そして給食材料費が必要なのですが、給食材料費は保護者負担となっています。
実は、給食業務に関わってきて、いつも感じていたのですが、学校給食の材料のうち特に青果物については、天候に左右されることも多く、値段も安定しないこともよくあります。台風でとれない、値段が高騰する、なんてことは、当然学校給食にも影響が大きいのです。献立は、栄養価の計算などもするので、随分前から計画を立てて、必要な量を納入組合などに示して調達していただけるようにお願いをしています。しかし、入手できない場合には、白菜をキャベツに変える、国産じゃなく輸入冷凍野菜にする、献立そのものを変える、などの対応をすることになります。
これらの調整を行なっている時に、よく感じていたのが「子どもたちのために何とか調達する、できるだけ給食費が高くならないように調整する」という姿勢で納入組合の方々が頑張ってくださっていた、ということです。
普段から出来るだけ質の良いものを子どもたちに届けたい、と考えてくださる方々のおかげで学校給食が成り立っているのは確かです。

学校給食法 第11条第1項(経費の負担)
学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費のうち政令で定めるものは、義務教育諸学校の設置者の負担とする。
第2項 前項に規定する経費以外の学校給食に要する経費(以下「学校給食費」という。)は、学校給食を受ける児童又は生徒の学校教育法第十六条に規定する保護者の負担とする。


給食費無償化の議論

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