マガジンのカバー画像

Anatomy Special Magazine

解剖学に関する記事を月に最低3記事更新していきます。 トレーナー及び運動指導者、健康に関する従事者が楽しめる内容となっております。 レベル的には通常ネットで調べるレベルとは一線を… もっと読む
単発の有料記事を月に3本以上読まれるのであればこちらのマガジンに登録されたほうがお得です。 月額1… もっと詳しく
¥1,980 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

#トレーナー

円背のアプローチその2~下肢も意識したケアの方法~

一般的には猫背として知られる状態は、正確には「円背(えんばい、えんぱい)と呼ばれます。脊…

歩行観察〜TStからTSwまで〜

1)TSt TStの動作が不安定だと、脚の振り出しがスムーズにできない。安定した歩行動作で、非…

歩行分析〜ICからMStまで〜

1) IC 振り出した足が約1cm落下し、地面に接地することで床反力が生じる。床反力の衝撃は足…

正常な歩行の条件

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

歩行とは〜歩行周期〜

1)歩行歩行とは、「足(脚)を持つ動物が行う、足による移動のうち、比較的低速のものを言う…

長母趾屈筋(付着、機能)

長母指屈筋は、足の親指を曲げる筋肉である。下腿後面に付着している関係から、足関節背屈にも…

足関節(背屈・底屈のバイオメカニクス)

足関節は、脛骨、腓骨(下腿骨)、距骨、踵骨で構成される距腿関節、距骨下関節・遠位脛腓関節の複合関節のことである。複数の関節が連動し、複雑な動きを実現する足関節だが、なかでも底屈・背屈運動のバイオメカニクスを知ることが、クライアントへのトレーニング指導、ケアに大きく役立つ。 1)足関節の背屈一般的に、足関節背屈の参考可動域は正常値で20℃とされている。10°以下の場合、他関節に対して上行性のストレスが発生し、障害を引き起こしているケースが考えられる。なお、ランニング時には約3

筋膜(2)種類

筋膜は存在する場所および機能によって、漿膜下筋膜・深筋膜・浅筋膜と3分類される。 1)漿…

筋膜(1)概要と機能

広義における筋膜は、筋肉、骨膜、靱帯、腱や腱膜などを包む膜の全てを指します。筋膜は、全身…

呼吸器(1)気道について

呼吸は、吸気・呼気を繰り返して行われる行為です。人が生きていく上で、もっとも重要な生命活…

僧帽筋の解剖学(作用・支配神経・トレーニング・ストレッチ)

僧帽筋(英語名・Trapezius muscle)は背中の最表層にある大きな筋肉です。 付着僧帽筋は、次…

腰椎の構造(椎間板ヘルニアの症状・原因・対処法)

構造腰椎は5個の椎骨で形成され、上からL1~5と略します。腰椎の椎体はより高重量を支える必要…

頸部の筋肉(斜角筋群・胸鎖乳突筋の構造、機能、トレーニング)

斜角筋群頭頸部には大小合わせて33種類の筋肉があり、筋膜・皮膚に付着して複雑に入り組んだ構…

膝のアライメント方法と活用

膝関節の評価には、一般的に3種類の角度測定とストレステストが用いられます。 Qアングル(Quadriceps Angle、QA)Qアングルとは「膝蓋骨の中心からASISを結ぶ線」と「膝蓋骨の中心から脛骨粗面を結ぶ線」の成す角度を指し、大腿四頭筋腱角とも言います。 大腿四頭筋は膝蓋骨に対して少し外方に作用するため、この筋肉が膝蓋骨を牽引する角度を表します。例えば大腿四頭筋が収縮した状態では、膝蓋骨がやや外側へ傾き、Qアングルは小さくなります。 Qアングルは仰臥位また