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任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第12回戦(前編) 「コロプラが全部の特許について仕様変更。実質的な全面敗北宣言」

パテントマスターの宮寺達也です。

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ついに第12回戦目に突入した任天堂とコロプラの白猫プロジェクト特許侵害訴訟ですが、今回は白猫プロジェクトユーザーにとって極めて重要な回になりました。

それは2020年1月31日に行われた前回の第11回戦と、3月26日に行われた今回の第12回戦の間にコロプラが「訴訟に関わる対応」として白猫プロジェクトの「チャージ攻撃」「アクションスキル」についての仕様変更を発表したからです。

「チャージ攻撃」は任天堂の特許2について侵害を争っている機能です。任天堂は全6件の特許について白猫プロジェクトが特許侵害しているとコロプラを訴えています。それに対してコロプラは牛歩戦術を駆使して徹底的に時間を稼ぎつつ、「あかん。これは勝てんわ」と思った仕様をユーザーに黙ってこっそり仕様変更して来ました。特許1「ぷにコン」特許5「シルエット表示」がそうです。

今回の第12回戦はコロプラの主張・反論のターンです。そのため僕も当然にコロプラが特許2「チャージ攻撃」についての仕様変更を主張するのは予想していました。しかし逆に言えば、コロプラのニュースリリースでは残った特許3「スリープ機能」、特許4「相互フォロー」、特許6「フォロー登録」の仕様については触れていませんでした。そのため残った3つの特許については引き続き難癖や新たな無効資料で牛歩戦術を続けるものと思っていました。

しかしこの第12回戦においてコロプラは特許3、4、6についても仕様変更をした事を明らかにしたのです。これで結局、コロプラは特許6件全部について仕様変更した事になります。実質的な全面敗北宣言です。

もう一度聞きますけど、任天堂との訴訟が明らかになった時に発表した

「コロプラとしては、任天堂の主張は不当であり、特許侵害の事実は一切無いものと考えております。今後、コロプラの見解の正当性を裁判等において明らかにしてまいります。」
「コロプラとしては、特許侵害の事実は一切ないものと確信しております」

って何だったの?「確信」ってそんな軽い言葉じゃないぞ。

また改めてですが、第8回戦を最後に1年以上記事を更新できなかった事、有料記事に移行した事情についてはこちらに記載していますので是非ともご覧になってください。

任天堂 VS コロプラ特許訴訟。解説記事の再開と有料記事化のご報告

そして解説記事の再開に当たって、まずはこの1年4ヶ月の間に行われた第9回戦から第16回戦までの概要をまとめました。もちろんこの第12回戦の重要トピックスについても触れていますので「概要を知れればそれで十分」と言う方は是非ともこちらの記事の購読をいただきたく、よろしくお願いいたします。

任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第9回戦から第16回戦 「訴訟の流れの概要を解説」

第12回戦・重要トピックス① 「コロプラは『チャージ攻撃』『アクションスキル』について仕様変更」

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任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第12回戦(前編) 「コロプラが全部の特許について仕様変更。実質的な全面敗北宣言」

パテントマスター・宮寺達也

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パテントマスターの宮寺達也です。記事を最後まで読んでくださったあなた、本当にありがとうございます。

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パテントマスター/発明家/知財コンサルタント。2005年にリコーに入社し、特許を100件以上取得した実績でパテントマスターに。2016年に独立して特許の魅力を伝えるべくフリーで活動。現在、絶賛仕事募集中です。お仕事のご連絡はtatsuya.miyadera@gmail.comまで