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当時の最先端技術の結晶!「因島大橋」

私が自己紹介で瀬戸内海の島出身と言うと、よく「船で行くの?」と聞かれます。
私の地元因島(いんのしま)は、本州と四国を結ぶしまなみ海道の一つですので、橋が架かっています。
島々を結ぶ橋のうち、因島大橋と生口橋(いくちばし)が因島から伸びていまして、今回は因島大橋について紹介したいと思います。
これまでのnoteの記事の写真や見出しの写真に写っている橋が因島大橋ですね。


完成当時は日本一の橋

さて因島大橋ですが、ドローン撮影した素敵な動画がありましたので、まずはこちらをシェアします。
写真だけでは伝わらないものをご覧ください。

全体像がよく伝わる映像見たところで、簡単に因島大橋のプロフィールを挙げていきます。

橋長 :1,270m
最大支間長:770m
塔高:145m(海抜0mより)
桁下高(航路限界):50m
形式: 3径間2ヒンジ補剛トラス吊橋
路線:国道317号バイパス(西瀬戸自動車道)
完成:1983年12月4日(供用開始)

因島大橋は、しまなみ海道の橋梁群のうち、本州側から数えて2番目の吊橋です。
架橋地点は因島と生口島の間でして、ここには布刈(めかり)瀬戸と呼ばれる海峡があります。
この布刈瀬戸は、海峡幅約800m、最大水深約50m、潮流は最大約5ノット,だそうで、来島海峡の副航路としての役割を持ちます。
そのため、一日約400隻の船舶が航行していたことから、桁下高さは50mを確保する必要がありました。

このような場所に架ける橋は、日本においてはこれまでにない規模だったそうで、建設当時は日本一の吊橋として大いに注目されていました。

さらには、路面を支える床版には死荷重(橋自体の重さ)軽減のため、日本の吊橋では初めて鋼床版を採用し、トラス(三角形を基本とする構造形式)の内部に幅4mの自転車歩行者道を併設しています。
つまり、軽くて丈夫なパーツでできた橋で、車道の中(下)に歩行者と自転車が渡ることのできる道があるということです。

通行部分を支えるメインケーブルは、1ケーブル当たりのストランド数91本、1ストランド当たりの素線数127本で、素線数127本のストランドの採用はなんと世界初でした。
要は、世界で初めての太さのケーブルを使ったと思ってもらえたら、そんなに外れていないかと。
このため、素線の総延長は約31400kmとなってしまいました。
地球一周が約40000kmであることから、地球3/4周分に相当する長さであり、その規模の大きさがわかりますね。

こうした当時の最先端技術により因島大橋は完成しました。
そして、この橋で培われた技術や経験は、鉄道併設の瀬戸大橋や、世界初の三連吊橋である来島海峡大橋、世界最大の吊橋の明石海峡大橋などに活かされていきました。


先に述べたように橋の構造の内部に自転車歩行者道があるため、他の橋と比較して少し景色は見えづらいです。
したがって、サイクリストからは景色の話は聞かないのですが、車両で渡る場合は違います。
特に私の場合は、高校が島の外であったため、通学でバスを利用していました。
季節によって時間は変わりますが、右手に見言えた朝焼けに映える瀬戸内は素晴らしいものでした。

暮らしていく中だからこそ楽しむことができた経験ですね。

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瀬戸内海の島育ち│地元大好き人間なので瀬戸内海の魅力をたくさん発信します│大手電機メーカー│鉄道用モータの電気設計担当│同志社大学理工学部卒│ポルノグラフィティが十八番