未経験者の為のプログラミングを始める手順
こんにちは、エンジニア系のブログを運営しているmiyabikno(みやびの)と申します。10年ほどシステムエンジニアを勤めているそこそこのベテランです。
プログラミングの勉強を始めようと思ったものの、何から始めていいかわからないという方や、始めてみたものの全然勉強が捗らないという方も多いと思います。
「やっぱりプログラミング って難しい」
「私はプログラミングに向いてないんだ」
こう考えてすぐに諦めてしまう方もいるかもしれないですが、非常にもったいないと思います。
なぜならプログラミングは決して難しいものではないからです。
そもそも「プラグラミングは難しい」、「プログラミングは簡単」という考え方は変えた方が良いです。これについては次の章で説明します。
そもそも「プログラミングが難しい」という考え方は変えた方が良い理由
「プログラミングが難しい」という考え方は「絵が難しい」という考え方と一緒です。
絵は簡単なものから難しいものまであります。
例えば「チューリップの絵を描け」と言われたらうまい下手はあれど誰でも描けると思います。
でも、「リアルなチューリップを描け」と言われたら描ける人は少ないでしょう。
プログラミングも同様です。
「数行のプログラムを書いて動かせ」くらいであれば誰でもすぐにできるようになります。
しかし、「Webサイトを作れ」、「アプリを作れ」と言われたら初心者には難しいです。
要するに、絵にしてもプログラミングにしても
「簡単なことをやれば簡単、難しいことをやれば難しい」
それだけの話です。
絵の場合は、最初からリアルなチューリップを描くのは無理ですが、練習すればいつか描けるようになります。
プログラミングも簡単なところから始めて練習や勉強を繰り返せばいつかはWebサイトやアプリ開発ができるようになります。
プログラミングは簡単なことから始めよう
「絵を描きたい」
という子どもに親が
「さあ、基礎を覚えろ」
「さあ、リアルなチューリップを描け」
と言うことはまずないと思います。
最初は自由に絵を描かせたり、簡単な絵を描かせるところから教えると思います。
プログラミングもいきなり基礎から学んだり難しいプログラムを組むのは無理です。簡単なプログラムを作るところから始めましょう。
簡単なプログラミング言語を選ぼう
プログラミング言語を難しいと感じてしまう理由の一つに難しいプログラミング言語を選んでいることがあります。
難しい言語を選んでしまうと、記述方法や言語の仕様などで躓きやすいので勉強が進みにくいです。
例えばお馴染みのプログラミング言語であるC言語は難しい部類に入ります。JavaもC言語ほど難易度は高くないですが、初心者は難しいと感じるかもしれません。
プログラミング言語は簡単なものを選んだ方が勉強が捗ります。
特にPythonやJavasciptは導入方法が簡単でありながら拡張性が高くできることが多い言語なのでオススメです。
環境構築をしよう
環境構築は最初に来る躓きポイントです。ここが出来ないとプログラムが動きすらしません。
言語によってはここの難易度が異常に高くなるので注意しましょう。
先ほど紹介したPythonであればインストールするだけで最低限の環境構築が完了するのでプログラムを書けばすぐに動かすことができます。
これもPythonを勧める理由の一つです。
関連記事>>プログラミングの勉強の前に環境構築をしよう
簡単なプログラムを作ろう
最初に簡単なプログラムを作りましょう。これは何でも良いですが、できるだけ簡単なプログラムにしましょう。
お馴染みの"Hello World"でも良いですし、ネットにあるプログラムのコピペでOKです。まずは動かし方を覚えましょう。
この段階では処理の中身はとりあえず置いておきましょう。
コピペでいいので一つだけでなくいろいろなプログラムを作って動かしてみてください。
段階をおいて基礎を学ぶ
動かし方がわかったら基礎を学んでいきます。
が、いきなり全部覚えようとすると
「変数?クラス?オブジェクト?わからん(´・ω・`)ゞ」
となります。
「今日は変数を覚える」
「今日は関数を覚える」
など、段階をおいて理解していくことが大切です。
まずは変数や関数について理解する
まずは変数や関数について理解しましょう。この二つを覚えるだけでもできることは多いので馬鹿にできないです。
変数や関数についてここで細かく書くと長くなるのでざっくりと書くと
・変数→値を保存できる。数字や文字列みたいに使える
・関数→一連の処理を保存できる。呼び出すと保存した処理をやってくれる
です。
変数や関数の詳細はググったり参考書を見たりして勉強してください。
最初は完璧でなくて良いです。
「こんな風に使うのかな」
くらいの感覚で全然OKです。
私なんて割と基礎をすっ飛ばした人なので「やべえ、基礎ができてねえ」ということが未だにたびたび起こります。
気づいた時に一つずつ改善していきましょう。
一つ一つの処理を観察する
変数と関数を何となく覚えたら作ったプログラムを観察しましょう。
どこで変数が使われているのか?
どこで関数が使われているのか?
といったことを観察します。
次に処理と処理の間にprint文を入れて変数の値をチェックしてみましょう。
どのように値が変化していくか確認することが大切です。
慣れて来たら
「ここの処理では変数はこの値に変化する」
と予測を立てて答え合わせをしてみましょう。
実践を繰り返しながら基礎を学ぼう
処理を理解して動かせるようになったら基礎の勉強を進めていきましょう。
この時大切なことは覚えたことはすぐに実践する=プログラムを動かすことです。
プログラミングに限った話ではないですが、実践しない知識は学ぶ意味が薄いです。覚えたらすぐに実践しましょう。
※実践しない知識であっても趣味や雑学を目的として学ぶことは素晴らしいことなのでその場合は是非続けてください。
終わりに
絵を描きたいという子どもにいきなり基礎を覚えろという親はいません。
サッカーをやりたいという子どもにボールより前に基礎本を渡す親もいません。
まずは自由にやらせるところから始まると思います。
プログラミングも同じでまずはコピペでもいいので自由に作ってみるのが大切です。
どうも最近プログラミング=学問みたいになっていますが、私はプログラミングは絵やサッカーと同じように楽しんでやるべきものだと思っています。
基礎を学ぶことは大事ですが、まずは簡単なプログラミングを動かして、
「プログラミングは楽しい」ということを感じて欲しいです。
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