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ベンチャー企業に入社する人間に求められる4つの能力

「ベンチャー企業」と聞くとどのようなイメージがあるでしょうか?
「スタートアップ」・「不安定」・「成長が早い」などのイメージが浮かぶ方が多いと思います。

私は30歳の時にベンチャー企業に転職しました。
ベンチャー企業であることに加えてこれが初めての転職であったことと分野も新しいものに挑戦したことなど、今思い返してみると結構な冒険をしていました。

今回はその時の経験を交えつつベンチャー企業で働くということについて記載していきたいと思います。

ベンチャー企業に入社する人間に求められる4つの能力


ベンチャー企業に必要な能力は以下の4つです。
・率先して動くことができる
・様々な分野の知識や能力
・本業と関係ない仕事であっても能動的に取り組める
・変化に柔軟に対応する力

率先して動くことができる
ベンチャー企業は比較的人数が少ない企業が多い為、一人一人の果たす役割が大きくなります。
受け身でいると会社の成長速度が低下するので、自分が経営者になってつもりで主体性を持って作業に取り組むことが必要です。

また、会社のあり方や新規事業なども積極的に提案していく必要があります。

様々な分野の知識や能力
ベンチャー企業で働く場合は自分の得意分野だけを伸ばしていればいい訳ではありません。
将来的に会社が行う可能性のあるものについても早い段階から勉強しておく必要があります。

本業と関係ない仕事であっても能動的に取り組める
事務など本業と関係のない作業をやる必要があります。
私が入社した時は社長・SE数名・営業数名しかいなかったため、封筒を郵便局に持って行くことや問い合わせの対応などはよくやりました。

変化に柔軟に対応する力
よくも悪くも変化が激しいのがベンチャー企業です。
好調な時はハイスピードで成長していきますが、ちょっとした失敗から一気に事業が傾きます。

人の入社や退職も頻繁に起こる為、メンバーも安定しません。
一人辞めると他のメンバーの負担が増えるため、連鎖的に人が辞めることもあり得ます。

ベンチャー企業を通して得られるもの


ベンチャー企業に入社すると大きな困難が何度も立ちはだかりますが、それを乗り越えることができれば得られるものが大きいです。
ただし、当然の話ではありますが困難を乗り越えるための努力をしなければ何も得られません。

責任感と主体性
一人一人の役割が重く責任感や主体性は大きく成長します。
私は主体性は低い方でしたが、ベンチャー企業に入ったことでかなり鍛えられました。

強い自信を得られる
最初は失敗も多いですが、失敗を少しずつ正していくことで大きな困難も乗り越えられるようになります。
大きな困難を乗り越えることができれば自信になります。

ベンチャー企業に向いている人材とは?


自分で会社を動かしていきたいと考えている
ベンチャー企業は社長との距離が非常に近いです。
意見を聞き入れてくれる場合もあります。

もちろんワンマン社長など全く意見を聞き入れてくれない場合もあるので面接の時にどんな社長かしっかりとチェックしておきましょう。

大きく成長したいと考えている
ベンチャー企業は不安定で困難も多いです。
しかしその困難に立ち向かう過程で密度の高い経験を積むことが可能です。

私はベンチャー企業にいたのは2年ちょっとですが、前の会社の5年くらいのレベルの成長を感じました。
前の会社では胡座かいていた部分もありますが。

ただし、継続的に努力する必要があります。ベンチャー企業に入社しただけで成長が早くなる訳ではありません。

ベンチャー企業をオススメしない方

新卒・第二新卒
社会人としての経験が浅いうちにベンチャー企業を選ぶことはオススメしません。
ベンチャー企業は即戦力であることを求められる為、一から教育してくれるケースは稀です。

社会人になってから数年は業務の基礎をしっかりと学ぶ必要があるため、大企業か創立10年以降の中小企業が良いでしょう。

どうしてもベンチャー企業に入りたい場合は基礎的な業務の勉強を予めしておくなど十分な準備が必要です。

主体性を持って動く気がない方
主体性を持って動かないと問題の解決に繋がらず傾いていきます。

会社に安定を求める方
非常に不安定でちょっとした問題で経営が傾きます。
安定して長く勤めたい場合はオススメしません。

まとめ

ベンチャー企業は大企業や中小企業などと比較すると不安定で困難も多いですが、それゆえ成長できる機会も多いです。
また、社長との距離も近いため、意見も聞き入れてもらいやすいです。

自分のキャリアプランを考えた上で密度の高い経験を積みたい方は挑戦してみても良いと思います。

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