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最終学歴を更新し続ける。

 ’’最終学習歴’’を更新し続ける’’
 この言葉は10月はじめの大学の講義で聞いた言葉だった。
 この福音がわたしの中で鳴り響き続けている。

’’福音’’、 
自分にいい影響や豊かを与えてくれる響のことを私は’’福音’’と呼んでいる。


簡単にいうと’’いくつになっても学びつづける’’ということなのだけど、
学んだことを 自分の中で’’歴’’として捉え、つみかさねていくイメージが
’’いくつになっても学びつづける’’という言葉よりも、’’最終学歴を更新しつづける’’という表現の方が浮かび上がってくる。





この’’最終学歴を更新し続ける’’ということをあらためて、考えさせてくれるきっかけをくれたのは、高校2年と3年の時の担任の先生の喜ばしい知らせ。

すごく体現している人が、身近にいた。





先生が人生初のアメリカに行く。
それはいいのだけど、JAXAのSEEC派遣で行くそう。

「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(SEEC:Space Exploration Educators Conference)


これに応募しようとイカについて調べているとは聞いていたけれど、
本当に受かってしまうとは。。

とは言っても、めちゃくちゃ驚いたわけじゃなくて、
ああさすが先生だなあ......と納得感の方が強かった。


先生がJAXAなどの’’宇宙’’の文脈に触れるきっかけは、
リバネスとロッキードマーチンの教育プログラムによるモデルロケット開発

2018年3月30日、高校3年に上がる直前の春、雅の所に先生がこれを持ってきて、’’雅、宇宙興味ないか?ロケット打ち上げようや’’って目をキラキラさせてこの資料を見せてくれ、私が’’やりたいです’’って言ったことから始まった。

この時の状況を覚えている限り詳しく書くと、まず、
Girls Rocketry Challenge なので、男の子ではなく女の子に聞かないといけない。後輩(次、2年の代)に興味あるか?と聞き回ったけど、あまり誰も興味を示さなくて、雅の代(次、3年の代)は、もう受験生だからなあ、どうしよう。。あ、雅なら!!((大学行くつもりなかったから、このとき))ってなって、学校いかなさすぎて受けてなかった模試を学年終わりにまとめて春休みももう終わる頃、、一人で会議室で受けさせられている雅に持ってきてくれた。


モデルロケットの打ち上げには日本モデルロケット協会が行う打ち上げ講習に参加し、ライセンスの取得が必要で、いろんな勉強から入って、
キットを分解して、研究して、改良を重ねて行った。 
先生が買ったばかりだった3Dプリンターもフル稼働させて、
ノーズコーンと火薬のストッパーの部分を作ったのが
うちのチームの特徴だった。

去年(2018年10月20日)全国大会(筑波にあるJAXAの敷地内で行わた)に参加し、プログラムは終了。。


だけど、、、








先生の中では続いていた。

今年も、あたりまえのように参加する。。


改良を重ね続けていた。


4ヶ月前。雅が高校卒業して、はじめて学校に行って帰り道に呟いたことが残ってた。

先生はいつだって前向きだ。。










更新とは何か。を考えてみよう。

学歴’’というと大抵の人が’’高卒’’とか、’’大卒’’とか、そういうものを思い浮かべる。そういういわゆる学歴’’は必要な場面も多くて、便利なもの。

だけど、本当の学歴とは、学業の経歴である。
経歴とは、今までに経てきた学業・仕事・地位などの事柄。履歴。である。

歴とは点であり、人生は線だ。
日々発見し、点を生成しつづける。



わたしは、今
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といったような流れのどこにいるだろうか。



一週間単位でこの流れを当てはめることもできるし、
きっと一日単位でもこの流れを当てはめることもできる。

わたしは3ヶ月単位ぐらいで見ていくのがいい気がする。


学んだことを次につなげ、更新する。
より、明瞭に、解像度を上げていく。

そのためにも、節目をつけることは必要なんだと思う。



それは研究でも同じだなあ。。小さな改善が結果として大きく出ることはよくある。その小さな改善の功績というのは、小さく改善してる最中にはあまり前進しているように捉えられなかったりする。、その時には目に見えなかったり、すぐ結果に表れなかったりする。

だからこそ、小さな改善の積み重ねこそ、節目をつけていくべきなのではないかと思う。小さな発見や感動を自分の中での歴としてつけていくということ。


最近、15歳から、18歳という 3年の期間を自分は振り返っている。


3年で何ができただろうか。。。 
3年前の自分が思い描いていた姿になれただろうか。 

という広い軸も大事だけど
、それはかなり荒い区切り。。。


この3年のうちにできるようになったことはなんだろう。
あの夏に学んだこと、取り組んだことはなんだろう。
あの日、あの時間、あの人と出会ってこの視点をもらったなあ。 

というように狭く、深く 考えて整理して、歴をつけていくことの方が
大事だったりするんじゃないだろうか。


ただ、つづける より、区切りをつけて、
反省や振り返りの節目をつけてつづけていく。

元号のような役割を自分の時間にも取り入れていく。



■元号の数が多いのはどうして?
645年に付けられた「大化」から、今の「平成」まで、日本では247個の元号が使われてきたんだ。

でも、なんでこんなにたくさんの元号があるんだろうね?

それは今と昔では元号を変えるときのルールがちがっているからなんだ。
「明治」からは「天皇が即位するときに、新しい元号に変える」ようになったんだけど、それよりも前は、地震(じしん)や火災、天災が続いて凶作(きょうさく)になるといった良くないことが起きたときや、その逆に美しい雲が現れたり、 甲羅(こうら)に北斗七星(ほくとしちせい)のような模様(もよう)がある珍(めずら)しい亀(かめ)が見つかるといった良いことがあったときなど、いろいろな理由で元号が変わっていたんだ。
元号を変えるのは、それまでの時代をリセットして一から始めるという意味が込(こ)められていたんだね。 もしも明治時代にルールが決まっていなかったら、今ももっと短い間隔(かんかく)で元号が変わっていたかもしれないね。



り せっと : 前のタームを反省して、セットし直す。

        反省とは悪いことだけじゃなくて、いいことも振り返る。


そういう感覚をもっと研究だけでなく、日常にも。。。





最終学歴を更新し続ける。
いい言葉だなあ。歴という大きく聞こえる点、概念を 
1日という時間の中や、1週間という時間軸の中にも取り入れて、前進していきたい。




今日の音楽:c.h.a.o.s.m.y.t.h _ONE OK ROCK



この涼しくなってきた頃に聴きたくなるんだよなあ。。。
秋のひかり と かぜ が聞こえてくる曲。




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