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Webライティング講座を有料化する理由

沖縄でもライター志望の需要が高まってきたのか、2018年度に2度開催したWebライティング講座「みやねえ講座」では、約30名の受講生が集まってくれた。

もともとの知り合いというよりは、SNS経由で集まった人たちが多くて「#ライター交流会 in 沖縄 Vol.1」に参加した経由で講座の存在を知ってくれた人もいた。

2015年からWebライティング講座をスタートして、最初は知人だけに声をかけたのもあり、参加者に相談をして1回2時間2,000円×6回講座を開催することにした。2016年も同金額での開催を試みたところ、2度に渡る2時間×4回講座を通して約30名が参加してくれたのだと考えると、感謝としか言いようのない嬉しさが込み上げてくる。


今思えば、「ライター」に特化した講座なだけに、ローカルな土地柄でこの参加人数を獲得できたのは奇跡に近かったのかもしれない。

あの頃は、新しいチャレンジを試みたい思いもあって、自分のリソースを使って何ができるのか半信半疑だったが、そこに需要と供給が成立したたとき、「マジかあ。需要あったのか…」と驚いたのを覚えている。


最初の頃は、参加者と上手く向き合えていたかといえば、そこはもの凄く微妙なところだ。なぜなら全く自分に余裕がなくて資料作成だけで手一杯。上手く2時間にまとめて説明できるのかと、毎回ロールプレイングをして講座に臨んでいたくらいだ。

「有限な時間との付き合い方」

ビジネスの視点では、「時間の使い方」は重要課題のひとつである。しかし、有料で開催する手前、「なんだ、この程度か?」と思われても癪だし、「なにこれ難しすぎるー」と勝手にハードルを上げてしまう行為もナンセンスだと思った。

需要と供給のバランスを考えながら、「でも、これだけは覚えてほしい」と思えた自分のこだわりをミックスして、平均的なレベルのスキルアップと温度感を図ることだけで必死だったのだ。


今ではだいぶ慣れて、Webライティング講座のさらなるレベルアップを図ろうと模索してる最中。

何を教えてほしいのか。どのような課題に需要があるのか。このテーマならどんな人たちが集まってくるのか。ならば、今回は初心者向けにしようとか、経験者向けなら少人数制にしようだとか、所要時間はこれくらい必要だなと、想像力が働いて勝手にイメージが湧いてくる。

ターゲット層を決めて、その参加者に伝わるような響くテーマと言葉で告知のテキストを準備して。どれくらいの覚悟を持って参加してくるかで説明のレベルやトークの濃度は変わる。


だから、ライター講座もイベントも必ず有料で開催すると決めているのだ。

いつ頃だったか。沖縄の大学生たちと話す機会が増えて、「有料の講座やセミナーに大学生は参加するのだろうか」と、ゆるりと話したことがあった。「有料だと難しいかも?」との結論に至り、その後、学生向けの無料イベントを開催した経緯から思考がガラリと変化した。

私が開催するWebライティング講座でいえば、本来のターゲットは残念ながら学生さんではない。ブログを継続して書いてる人や積極的にSNSを発信する学生さんであれば、今後大いに役立ててもらえる見込みもあるが、2018年から「学割」の発行をやめたのだ。


ここで講座やイベントを有料化する理由を語ってみたい。

これはあくまでも私自身の持論だが、無料で開催するイベントは必ず当日ドタキャンが発生する。しかも、そのほとんどが未連絡であること。

私は「この軽さ」を断ち切りたかった。


しかし今度は、参加費が安すぎると当日気分が乗らないことを言い訳にキャンセルする人も出てくる。既にオンラインで支払い済みなら、欠席しても本人に罪悪感が生まれない点は救いだが、それは結果的に単なる投銭になってしまう。しかも連続講座の場合、一連の流れにそって説明が進み、1回でも欠席すると次回の講座についてこれるはずがないのだ。

4回講座のうち、途中1回だけ休む。

これでは連続で開催する意味をなさない。そして行き着いたのは、「無料では開催しないこと」「ターゲットに見合う金額を設定」をすることだった。

金額を上げれば、一気にハードルが上がる分、自分たちが想定する参加者が集まることが予測できた。一過性のものとして捉えるのではなく、イベントや講座で得られる有益な情報を、実践することで役立てもらえる人たちに参加してほしいと思ったのだ。

だから「有料化」という名のハードルを設定した。


このハードルを乗り越えてくる人たちは、どんな人たちだろう。そう考えるだけで少しわくわくすし、自らも覚悟を持って臨める。2018年のWebライティング講座は、自分でも不思議なくらいに丁寧にじっくりとコミュニケーションを取れた気がする。

「有料化」のハードルを超えることで参加者に、ある種の覚悟が生まれ、私も参加者と真髄に向き合いたいと思える覚悟が増幅し、ライター育成にも熱が入った。2019年はさらに講座料金を上げるつもりだ。それはもう一段ハードルを上げて「本気の人たち」や「覚悟を持った人たち」を集めたいからである。

こう言ってしまうと語弊があるかもしれないが、講座やイベントを有料化することで「熱量の高さ」を担保したマッチングが誕生するのだと思う。


「無料だから、安いから、これはいいイベント!」ではなく、自分たちの活動に誇りとプライドを持って、それなりの金額を設定すべきだと。但し、無闇矢鱈に高い金額を設定すればいいワケでもなく、そこは一概には言えない難しいところだ。

しかし、間口を広げて幅広い層に参加を促すイベントならば、「無料で開催すること」は有効な手段だとも思っている。


自分たちのリソースの価値を知り、時間をかけてリサーチする。そこに需要と供給の高さが伴えば、有料化が可能になる。参加者が初心者なのか、上級者なのかでも教えるべきスキルが変わり、料金設定も変わってくるだろう。

人間の身体は非情に脆く浪費する。無償のまま継続できるモデルケースを確立する前にビジネスが成り立たなければ、あっという間に消滅するし、その前に運営側の体力や運営資金が保たないケースもある。対人でビジネスをするためには、相互の「Give & Take」が必要なのだ。

その先に、初めて信頼が生まれて、お金以外の強い絆や気持ちの深さで繋がれる人間関係が成立するのだろう。だから、そこまで行けたら本望だと思っている。


現在、2019年のWebライティング「#みやねえ講座」は、全くの初心者向けと新人ライター向けの講座を一挙に開催しようかと企み中だ。

2018年9月に開催したライター講座から早いもので半年が経過した。2019年も新人ライターが何名デビューするのか、今から楽しみで仕方ない。


ついでにいえば、沖縄のライターコミュニティ「OKINAWA GRIT」からも新人ライターを発掘中。ただ未だに謎なのが、「ライター募集中!」と発表しても誰も声を挙げてこないところだ。

しかし、こちらから声をかけると「書きたいです!」と言い出す。きっと言い訳が必要なのだろう、と思った。

「みやねえさんに誘われたから」

なるほど。でも、もう面倒臭いから自分から声を挙げてほしいぞ。笑


私は「自ら動く人が大好き」だからだ。

ライター講座に参加するのも同じことだと思っていて「来る者は拒まず、去る者は追わず」の精神で、一歩ずつ自ら動き出せる人たちを心待ちにしている。準備が完了したら告知を開始しようか。

(でも、もう少し先になるかな?)



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ご覧いただきまして、ありがとうございます。2019年9月、沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT」を会社化しました。今後ともよろしくお願いいたします!

ひゃあー。うれしいよう!!
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沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT .LLC」代表。二拠点生活ライター・編集者/コンテンツプランナー/Webメディアのディレクター/影の編集長(?)。「Webライター育成講座」や「ライター交流会 in 沖縄」などを企画・運営。笑いと幸福感度の沸点が低い人です。