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「文章」も「編集」も生き物なのだ

先日、「Webライティング講座2018年版」を沖縄で開催し、その中で受講生らに短文執筆の課題を出したのだ。4つのテーマから好きなものを選び、ライターを目指す者にはプチインタビューを体験してもらった。

全2回の講座が終了して、執筆の課題は時間内に完了せず時間切れ。後日、改めて提出する運びとなったのだが、翌日即入稿した者が5名。2日後には4名が提出し、現在までに17名中、10名が提出を終えている。


「早えぇぇぇぇー。みんな提出するの早っ!」

その嬉しいスピード感に続くように、私もガンガンと打ち返していった。今回の講座には、受講生が執筆した原稿に「編集という名のフィードバック」までがセットになっていたからだ。


定員15名で募集をかけた「Webライティング講座」は、蓋を開けたら総勢17名の受講生となり、「てことは、17記事分を編集するのか…」と想像はしていたが、9月1日(土)に講座を開催して、翌9月2日(日)の夜から原稿をガンガン上げてくる受講生のスピード感に自分も寄り添うようにして、それぞれの原稿をガンガンと編集して、コメント付きでフィードバックを打ち返していったのだ。


正直、この本数を編集するのは大変なことだなと感じたし、でも「おもしろいなあ…」とも思った。

500文字程度の原稿にも、受講生それぞれの個性が見える。

必要な情報を短文でいかに上手く伝えられるか。受講生がもともと持っている着眼点と情報を翻訳するセンス、その思考した痕跡や文章の癖を読み取って自分なりに分析していた。

得意・不得意を客観的に分析して、あのジャンルなら合いそうだなとか、ブツブツとひとり言を言っていたかもしれない。


「この人は、文章を書く訓練してきたのだろうな」

「この人は、文脈の繋げ方が上手い。読書の成果かな?」

「この人は、漠然とした表現が多い。形容詞のレパートリーが必要」

「この人は、記事の構成が気になる。ストーリーを作る力が必要」


ひとつひとつ原稿を落とし込み、編集してコメントを入力していった。ちなみに使用したテキストエディタは「Googleドキュメント」。共有リンクのURLを「編集可」にして送ってもらった。

自分でも厳しめのフィードバックに感じていたが、途中で「この編集は揚げ足取りな気もする」と思い直して幾度がコメントや編集内容を修正した。

この受講生なら、どのレベルのフィードバックまで受け止める覚悟があるのだろうか。本人がもともと持っている個性と視点を生かし、さらにいい文章へとスキルアップしていける法則とは。


今回は、チャレンジに出てみた。

「ここまで言ったら心折れるだろうなあ」と思ったが、それを実行してみたのだ。編集を加えて、短めのコメントは淡々として見えたと思うが、最後の備考でフォローを入れた。

「心折れてないかな?大丈夫??」とか、「今回は高度な編集を入れてるので、それだけもとの文章が良かった!ってことですー」とか。


事前に読み込んでいた個人ブログとイメージが違う人には「自分らしさが出てない気がしたので、もっともっと自分の言葉で表現してみて」と次のステップに進める橋渡しのような言葉を投げかけてみた。

原稿を読み進めていて「この違和感は何だろう?」と考え込んでいたら、たった500文字の編集に1時間30分かけた人もいて、我ながらアホかと思った。まあ、まあ、しんどくもあったが、たぶんこのフィードバックを確認する本人たちが一番しんどいのだろうなと、それはひしひしと感じていた。

それはたぶん、私自身がライターだから理解できることなのだ。


「Webライティング講座」という有限な時間の中では、教えられる時間が限られている。だから「ごめんねー」と思いながらもある程度までのさじ加減で褒める部分は褒めて、文章の癖を発見したら明確にフィードバックさせてもらった。

かなり細かくフィードバックしたので、正直、かなり心配ではあった。

この内容じゃ、心折れるよなあと。



しかし、現実は違っていた。


次々と飛び込んでくる受講生からの「感謝のツイート」。少しばかりの罪悪感から一変して、驚きと興奮で目の前に光が見え始めて、全身に閃光が走った。






くっそ、頼もしいじゃないか!


最初にフィードバックを確認したとき、落ち込んだでしょ?

「ああ、自分ダメだなあ」なんて悲しくなったでしょ?


でも、それでも、いろんな心境を抱える中、このツイートを投稿してくれたその勇気と優しさに感謝している。

「ああ、いい風吹いて来たかなあ」

なんて勝手に思いながら、清々しい気分に浸っていた。



「文章」も「編集」も生き物なのだから、これといった答えなどない。

書けば書くほど、考えすぎて底なし沼にハマっていくし、助詞や副詞、接続詞とか文法を事細かく気にしていたら正直言ってキリがない。


けれども、文章を書いた量だけ、言葉で伝えることが上手になるだろうし、発信した数だけ、どこかの誰かに何かしら伝えることができるのだろう。


そこに答えがないから、おもしろいんだよね。


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9月2日(日)、私は誕生日を迎えました。

SNSなどでたくさんのお祝いの言葉をいただき、ありがとうございました。


そして、練習用だけれども翌日即入稿!なんてスピード感で、受講生からは「原稿」のプレゼントが届きました。


「うっれしかったなあ!」

そう思ったくらいには、
ワーカーホリック気味の
沖縄在住フリーライターみやねえでした。


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次は、9月9日(日)。

那覇で「ライター交流会 in 沖縄 Vol.1」のトークイベント開催します。


もしよろしかったら……

私への「誕生日プレゼント」だと思って拡散してくれると嬉しいです。(なんつって


平成最後の秋も、平成最後の冬も、軽やかに走り抜けていきたいと思います。

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ご覧いただきまして、ありがとうございます。2019年9月、沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT」を会社化しました。今後ともよろしくお願いいたします!

嬉しい!大好きだよー
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二拠点生活(沖縄と埼玉)フリーライター・編集者、Webメディアのディレクター。沖縄のライターコミュニティ「OKINAWA GRIT」代表。 Webライティング「みやねえ講座」運営。「ライター交流会 in 沖縄」企画・運営など。
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