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別に自分がよければいいんじゃね?

前にも少し書いたが、あたしは子供の頃、自分の母親によく付き合う友達を選別された。

「あの子は家庭環境が荒れてて、評判も悪いから付き合うのをやめなさい。」

「あの子は親が二人とも教師だし、頭もいいから、勉強教えてもらって仲良くしなさい。」

あー不便だ。あたしが一番居心地がよくて、一番遊んでいて楽しいのはその「家庭環境が荒れている子」なのに。

そうなると学校にも一緒に行けないし、放課後隠れて遊ぶしかない。よく考えたら悪循環でしかない。

息子の一番仲のいい友達は、ちょっと変わっている。独自の世界観を持っており、古かろーが新しかろーが、自分の気に入ったものが好き。

その子の母親に「普段、なにして遊んでるの?」と聞いたら、「んーなんか、紙いっぱいにスライムみたいの描いて遊んでる。」と言っていた(笑)

目上の人をみれば、直角にお辞儀し、大きい声で挨拶をする。彼が道を歩いてるのを見ると、「この子、ちゃんと曲がれるかな?」って心配になるぐらいのスピードでまっすぐに競歩のように歩いている。急に野球部でもないのにボウズにしてくる。「自分でやりました!」と。

これまた娘の一番の友達も変わっていて、まぁ、自分の事しか考えていない、才能溢れる子。

人の都合なんかお構いなしに、一時間に何回も電話してきたりする。うちの家によく遊びに来るのだが、「ねーなんか喉乾いたー!飲むのちょうだーい!」と言うから、あったジュースを差し出せば、「うちこれあんまり好きじゃなーい!別のないの?」など、他の家に来ても我が儘放題。

それでも、うちの娘は気をつかわないで付き合える、この子と遊ぶのが大好き。

こんな子だから、娘は他の子から、「えー!○○ちゃんと仲いいの?あの子変な子だから一緒に遊ぶのやめた方がいいんじゃない?」と女子特有のいらない保護をたまに受ける。

それをいつか気まずそうにあたしに話してくれた。

「○○ちゃん、ヤバイやつだからって言われて…」

「んで?あなたはどう思ったの?」

「確かにワガママだけど、一緒に遊ぶのは楽しいよ…」

「じゃあ、誰がなんと言おうと、自分がその子といるのが心地いいんなら、それでいんじゃね?友達は自分で決めればいいよ。」

と言ったら、娘の顔がパァッと晴れていた。

自分に合うものは、自分で決めればいい。合わなくなったらやめればいい。苦しんで付き合う必要はない。

もうそこら辺は感性的な問題もあるかもしれないけれど、親が口を出す領域ではないと思っている。

毎日人は「選択」して生きている。

「選択」は積み重ねれば積み重ねるほど「経験」となってあなたの人生を深い深いものにする。

その機会をいくら親だからと言って奪ってはいけない気がする。

「自分で決めればいいんじゃね?」

投げてるわけではないよ。本当に困ったときは全力で助けるから。とりあえず、自分で頑張ってみて(笑)

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!





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