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男なんてチョメチョメ

母と同級生で、なおかつ仕事場が一緒になったおばさんがこう教えてくれた。

「男なんてちょっと甘い声をかければすぐにホイホイついてくるよ。」

衝撃だった。

しかし、その母の同級生(その当時50代後半)は確かに若い男と同じぐらいの男と二人の愛人がいた。(←自分で全て暴露していた)

愛人…ということなのでもちろん旦那さんもいる。旦那さんはトラック運転手であまり家には帰ってこないらしい。

若い男にはお金を貸しているらしい。っていうかそーゆーことなのではないだろうか。

そのおばさんは、パッと見て「わぁ!綺麗!」と言う類いではない。ただ、ざっくばらんだが、ゆったりとしゃべる感じと時折魅せる色気はあるように感じた。

ある日、そのおばさんは職場に首に指の痣をつけて出勤してきた。

「いや~、旦那に浮気がバレてさ。うちの旦那、嫉妬深いから、ほれ!痕付くだけ首絞められた!」

とあっけらかんとしゃべる。

そしてそのおばさんは同じ仕事をしている同じ歳ぐらいの男性職員にもデートに誘われたり、首絞められたのにも懲りずに愛人達との関係を続けていたらしい。

そして時はバレンタインデー。

業者のおじさま、お兄様達にチョコを渡す絶好の機会。

「あたしは去年○○商会のおじさんにチョコあげたら、ホワイトデーにブランド物の小銭入れ貰ったよ!あんたもやってみな!」と言うので、あたしも真似してそのおじさんにチョコをあげた。

そしたらなんと!!

言った通りにホワイトデーにはブランド物の化粧ポーチを貰った。

しかし、そのおばさんはその上をいっていた。

なんと!!大きめのブランド物のバッグを貰っていた。

あたしはちょっとブランド物に疎いので、なんのブランドかはあんまり覚えてないけど、チョコのお返しというにはかなり割りが合わないすんげー物だと言うのだけはわかった。

「あははっ!だろ!?」と自慢気なおばさん。

「あたしの友達も彼氏いるんだけどさ、今度その友達と彼氏とうちの彼氏と4人で旅行に行くんだよね。で、その女友達に旦那に電話させたり、二人の写真撮ったりすれば、まぁ!騙されてなんにもバレないから!」

と不倫旅行テクニックの詳細まで教え込まれた。

自分の母親の同級生に不倫旅行テクニックや不倫の上手い仕方?みたいなのを仕事しながら説かれてるうちに。多分あたしの貞操観念?に対する常識もどっかに行ってしまったように思う。

おかあさんのどうきゅうせいがやっているのなら

オカアサンガヤッテイルのならインじゃね?(いや、やってませんけどね)

ちなみにうちの母親にチラッとその話をしたところ、「あぁ、あの人は昔からちょっとあたしとは住む世界が違うから。」

…あたしはそうさらっと他の人を非難するような母みたいな世界には生きたくないし。

かといって不倫まみれのおばさんみたいになれと言われてもなれないし。

でも同世代を見比べてみてどっちが楽しそうかって言えば後者の不倫まみれの方なんだよな。

それでもほんとに好きな人がいた時はそのおばさんのやってることにめっちゃ嫌悪する自分がいて。

「いやー、息子が子供出来たみたいでさ。」

と言うのに対して、「これ以上、お前のろくでもない遺伝子を振り撒くんじゃねぇ!!」とまで思ったこともある。

このおばさんは今後のあたしの人生にも多大なる影響を与えることになる。

そのお話はまたいつか突発で記事にします。

今回はここまで。

今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

つづく。


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