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5/11(木) ミスをするのは贅沢な話だ。

 ご無沙汰してます。

 先日、人生初めての彼女ができました。彼女を作ろうと自分磨きに奮闘し始め3年。ようやく成果が出たといったところです。あ、でも付き合えたのは自分の努力の結果だとは思っていませんよ。単純に自分がすきになった人が、すきになってくれたおかげだと思っています。彼女には会う度に感謝の言葉を伝えるようにしています。

 これは本題ではないのですが、去年の夏頃、友人に彼女ができました。そのときに彼に「俺が頑張ったから彼女ができた」と言われ、ブチ切れたのを思い出しました。「お前が頑張ったんじゃなくて、お前の好意に彼女が応えてくれたんやで。感謝せぇ!」と。まぁ、そんなしょーもない話はまたどこかでするとして。

 4月から、下宿生活を始めました。1回生の間は、実家から龍谷大学へ通っていたのですが、乗り換え4、5回に片道2時間半かかっていました。そのため、1限、5限の授業は全く取れないまま、1回生を終えました。2回生になり、1限、5限の授業なしでは、成績が危うくなってくることに気づき、3月下旬の履修登録を終えたその日に下宿を決意しました。下宿先は龍大のキャンパス内、成就館という建物の真裏のアパートです。通学が2時間半から30秒に短縮されました。

 下宿により、生活費を自己負担しなければならなくなり、4月からアルバイト漬けの生活をしています。掛け持ちをしていて、どちらも龍大内のアルバイト先ですから、毎日龍大にいますね。一つは龍大のセブンイレブン、もう一つは龍大のコンピューター関係を管理するアルバイト、LAです。今回は、そのLAのバイトでの失敗談です。

 LAの業務の一つに、コンピューター室の開室作業というものがあります。龍大にはコンピューター室が複数あります。その中で授業で使用される教室を、授業が始まる前に開錠するという業務です。開室する教室のリストがあり、そのリストを片手に、教室の開室作業に向かいます。開錠後もいろいろ作業はあるのですが、まぁ、単純な作業だとは思います。
そして、その開室業務を終え、席に戻ってしばらくしたときです。内線がかかりました。WAというLAを管理する職員さんからです。
WA「みわとくん、開室作業行ってくれたよね?」
↑「はい、行きました」
WA「どこの教室開けたか覚えてる?」
↑「確認しますね」
私は、リストに書いてある教室名を読み上げます。
↑「403と506ですね」
WA「みわとくん403と503開室してるわ」
私は開室する教室を間違えていたのです。
WA「506の開室はWAがやったから、503の閉室行ってくれる?」
やってしまった。LAになってから初めての大失敗をしました。
これがどれくらいの大失敗かというと、他のアルバイトのコこの話をすると「それはやらかしてんな」と言われるぐらいです。まだ研修期間中ですが、「よくあるミスだよ」とか「まぁ、初めはそういうこともあるよ」とは誰も言ってくれませんでした。まぁ、WAさんに迷惑をかけてしまっているし、やらかしてるってことですね……。

 このミスをしたときにふと思ったのです。私にしては珍しいミスだなぁと。こういう業務のときは失敗を恐れ繰り返し確認するのがいつもの私です。遊びならまだしも、アルバイトですから緊張感をもって行動していました。しかし、今回ミスをしてしまいました。私は、以前の私と何が違うのか考えることにしました。

 2つ考えが浮かびました。一つは自分のミスをミスだと認められるようになったっていう考え方です。まぁ、昔より成長したっていう見方です。確かに過去の自分は、ミスをしたときに誰かのせいや環境のせいにしてしまうことがあった気がします。そうすることで、自分はミスをしていないと言い張っていたのだと。今回は100%自分が悪いというのもあってか、自分のミスを自分のせいだと認めることができました。これは、私には大きな成長だと感じました。言い換えると、私が私のミスをミスだと認めたから、今回ミスをしたということです。ミスをしてもミスを認めなければ、ミスをしたとは認識できないという話です。

 もう一つは、自分が忙しくなったから単純なミスをしてしまったということです。ここで考えるのは、過去の自分と今の自分の違いです。ミスを認められるようになった云々をおいておくとすると、違いは忙しさです。昔の自分は、何においてもやりたいことができない状態でした(バイトは下宿をするための方法という意味でやりたいこととします)。ですから、数少ないやりたいことができる機会には、それは全力で取り組んできたものです。そうすると、仕事の量は少ないのですから、当然ミスをする回数も少ないです。しかし、忙しくなった今、仕事の量が増え、ミスをする機会も増えました。そして、それを認められるようにもなりました。となると、必然的に時間を持て余していた過去よりも、忙しくなった今のほうがそりゃミスが増えるでしょうという話です。

 ここから更に考察していきます。ミスをするには忙しくないとできないのではないかという。やることがないとミスができないのも当たり前です。何もしなかったら、ミスもしませんから(何もしないことがミスみたいな話はおいといて)。ということは、ミスをする人は忙しい人だということになります。高校生の私からすると、大学生の私は忙しい人、きっと陽キャでリア充のように見えると思います(実際にそうかはおいといて)。ミスができるのは自分が陽キャでリア充だからです。もし、高校生の私がLAの同じシフトに入っていたとしたら、彼は私のミスを理解できなかったでしょう。きっと、LAのシフト以外やることがなく、懸命にその仕事に向き合っている彼は、今の私に対して、「仕事に向き合っていないからそうなるんや」と言うんだろうなと思います。

 また、よく「人はミスする生き物だ」と言います。これは他人のミスに向けての励ましのメッセージでありますが、自分に対して使うとなると話が変わってきます。人はミスする生き物なのだから、しゃーないとは言えません。過去の私からすると、「ミスができるなんて、なんて贅沢な話なのだ」と言いたくなるでしょう。ミスができるほど、忙しくて、やりたいことに追われているんだからと。忙しくなった今こそ、注意深くならなければなりません。忙しいからミスができる。ミス自体に対する反省もそうですが、そんな充実した日々に感謝をしなければならないと思いました。

 昨晩、初めての自炊をしました。買い出しから料理まで慣れないこと続きで、終始鬱々としていました。最後の最後で火の強さを間違え、失敗してしまいました。見た目は終わってましたが、味はそこそこでした。皿洗いをする前に疲れ果てて寝てしまい、そのまま朝に。ベトベトのお皿を片付けて、LAの朝シフトに向かいました。

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