正解を選ぶんじゃなくて、選んだ道を正解にしよう。
2018年度もあと1ヶ月ですね。
進学に就職。これから生活環境がガラッと変わる人も多いのではないでしょうか?
ありがたいことに、この季節になると高校生や大学生、さらには若手社会人の方からよく進路相談をもらうのですが、そんな時に私がいつも伝えているメッセージをご紹介します。
選択自体には、正解も不正解もない
経営者になってもう少しで5年が経ちます。
まだまだ未熟な身ですが、経営者になってから「選択」や「決断」することが日課になってきました。
営業日1日あたり1回選択をしていると考えると、1000回はきっと超えています。そろそろ何か分かりかけても良い頃でしょう。
で、分かったことといえば、「選択自体には、正解も不正解もない」ということ。AとBという選択肢があったとして、どちらを選んでも絶対に正しいということはなく、選択肢がある時点でどちらにもメリットとデメリットがあり、どちらも正解になりうる、のです。
それなら、何を持って正解なのかといえば、選択した後の行動の結果でしかありません。険しい道でも頑張って走れば正解になる可能性はありますし、簡単な道でも頑張らないと不正かになってしまう危険性があるのです。
だから最近、選択をすること自体にあまり強い意味は感じなくなってきました。
苦い失敗や挫折をエンジンにしよう
先日、私の遠い後輩にあたる高校生がこんな記事を書いてくれました(紹介ありがとう!)
高校生の彼は、部活を早々に辞めてしまったことを「間違い」だと思った時期もあったようですが、その後の行動で「正解」だと思えるようになったそうです。
頑張った彼が凄いことは、言うまでもありません。でも、自分にも似たような苦い記憶があります。甲子園に行けなかった悔しさから野球ではない方法で世界と勝負してみたいと思ったこと、東大受験に(2年連続で)失敗して違う方法で東大生を超えたいと思ったこと。
どちらも歪んだゴール設定だったかもしれませんが、悔しさは私の原点であると同時に活力にもなり、ついついサボってしまいそうな自分を奮い立たせてくれるエンジンでした。
部活を辞めてしまった。受験で落ちてしまった。就活が失敗した。恋愛や友人関係が上手くいかなかった。「あの時こうすればよかった」と思う苦い失敗や挫折はきっと誰にもあるでしょう。
過去は変わりません。でも、未来なら変えられます・・・というお決まりのフレーズが私はあまり好きではなく、あえて別の形でエールを送ります。
辛い過去は未来を変えるエンジンになります。悔しさは未来の喜びに進化する可能性を秘めています。だから足掻きましょう。新生活にワクワクしなくても構いません。心の底にある悔しさを大事に、選んだ道を正解にできるよう全力を尽くしましょう。
最後に
「正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする」
これは、きっと人生で勝ち続けてきた人たちが発した言葉ではないでしょう。
負け犬や負け組と呼ばれた人たちが、悔しさをバネに未来を勝ち取った誇り溢れる言葉です。
新生活を前に気が進まないみなさん、もしかしたら今がチャンスかもしれません。
これから進む道を走りきるために必要なエンジンはもう持っています。
あとは走るだけ。
私はこれからも悔しさを忘れずに、走り続けます。
よかったら、ぜひご一緒に。
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