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F子のこと。

あれから6年。
熱くコンサドーレを共に応援したF子が、2016年の今日、天国に旅立った。
今年で七回忌。

彼女の大病を知り、そこから1年も経たずに逝ってしまった。突然、妹さんから悲しい連絡が来て打ちひしがれた。
毎日毎日泣いていた。
あの当時の事を思い出すだけで、何もしてあげられなかった自分の無力さとか、人生の無常さに滅入った事が痛烈に蘇る。

命日が近づくといつも、コンサドーレが、彼女に堂々と報告ができる状態かちょっとドキドキする。まあ、常々話しかけてるし、彼女もあっちで見てるだろうけど。「○○、シュートは枠に!!」とか怒ってるかな(笑)。

熱かったのよね、ほんとに。最後の数年は、彼女は地元に帰ったのでサポ活はあまりしていなかったはずだけど、札幌で共に過ごした数年は、それはそれは熱くやっていた。
遠征に何度も一緒に行って、試合も観光もグルメも伝説級に楽しんだ。毎試合跳びはねて枯れるまで声出して、泣いて笑って怒って挫折して、そしてまた立ち上がって。
大雨でも、「ああ邪魔くさい!」とレインコートをぶん投げてずぶ濡れで跳びはねる男前な彼女が大好きだった。
とある大事な試合に仕事でどーしても行けなかった彼女は、普段はクールなくせに「せめて魂だけでもと思ってさ〜」と職場のロッカーにコンサドーレのユニとタオルマフラーを忍ばせて念じながら仕事をしたりと、コテコテな事もよくやっていた。
そして、ヘタレな内容で負けた時とか、いつまでもウジウジしてる私はよく怒られた(笑)。F子って人は、それはもうメンタルが強くて、負けん気も強くて、その細い体のどこら辺にあるのさとゆーパワフルさを持っていた。そんな彼女の強さの傘に入れてもらって、実は凄く助けられてもいた。
私の人生で、間違いなく濃厚な時代だったなと思う。そんな時間を持てたのはラッキーかもしれない。

あの頃からは比較にならないほどレべルの上がった今のチームを、一緒に応援したかった…と常々思ったりもするけど、でも、とにかく、F子は間違いなくコンサドーレの歴史を紡いだうちの一人。変わらない。

悔いのないように生きなければ。
何が起きるかわこらないこの世の中。
戦争で家を焼かれるかもしれない。
今日の当たり前が明日はそうじゃないかもしれない。
こんな生きづらい世の中だからこそ、生かされている人間は、生きなきゃいけないんだ。

…なーんて、安っぽい歌の歌詞みたいな事書いてF子ごめん(笑)。

ヨワヨワな私はしょっちゅうくじけてる。
あー、生きるって大変だよなって。
でも、そんな甘ったれた事いつまでも言ってないで、F子の強靭なメンタリティを見習わなきゃな。

「みわちん、まーたグズグズ言ってるな、しょーがないなぁ(笑)」って呆れてもいいから、見捨てず見守ってておくれ。頼むよ。

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#想い出

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