死産

「死産」はどうしようもなくだらしないカップルによる地獄への一直線の救いの無いビデオ映画です。避妊もせず事に及んでいたカップルの女性は妊娠してしまいます。「妊娠したかも」と言ってラブホテルで妊娠試験薬で確認した女性が二本線を見せると男性は感動してプロポーズします。バカなカップルはそのまま婚姻届を提出して結婚しますが、産婦人科に行くことも無ければ母子手帳を入手することもなく怠惰な日々を過ごしていきます。女性は食欲減退するどころか暴飲暴食を繰り返し飲酒喫煙を続け男性もだらしなく一緒に飲酒喫煙を続けます。そして悲劇は訪れます。いきなり下半身から下血が止まらなくなり救急車で病院に運び込まれますが既に胎児は死亡していました。そして子宮で死亡している胎児を取り出すための手術が行われます。死亡胎児は真っ赤で顔の位置に黒ずんだ目になりかけた部分が見える状態でした。病院に来た火葬業者にせめて遺骨をと今更語った男性でしたが、火葬業者はこの時期の胎児を火葬すると骨も残らないと断るのでした。男が泣きながら火葬業者と火葬場に向けてセダンで病院を出るところで映画は終わります。胎児とかそれなりだし病院ロケもあるしちゃんとした映画なのかもしれませんが、救いが全く無い破滅へのジェットコースタームービーでした。常連の演劇関係者が作った映画ということで1990年半ばに居酒屋「竹志」の店主に勧められて見たビデオですが、見なけりゃ良かったと後悔している作品です。セミプロ作品になるのかな？気持ち悪い作品なので生成AIで作ったトカゲ騎士の画像で記事を埋めておきます。